OCEANS

SHARE

ただ、歯列矯正といえば、10代の頃に受けるというイメージが強いが……。

「理論的には何歳からでも歯列矯正は可能です。実際、70代後半から始めた方もいます。ただ、歯周病で歯がぐらつくという場合には、先に歯周病の治療をする必要があります」。

しかも、最近は目立ちにくく、かつコストも抑えられるマウスピース矯正が人気を博しているという。

「カスタムメイドのマウスピースを一日約20時間装着して少しずつ歯を動かしていく方法です。極薄で透明なので目立ちにくく、従来のワイヤ矯正より痛みも少ない。

食事や歯磨きの際に取り外しができるため、汚れを落としやすい点も好評です。費用も一般的なワイヤ矯正より安く済むサービスも出てきています」。

大きく歯を動かす矯正には対応できないなどのデメリットもあるが、マウスピースをつけるだけというシンプルさは確かに魅力的だ。

清潔感のある見た目や健康などさまざまな恩恵がある歯列矯正。しかも、今回紹介したマウスピース矯正のように、通院が不要だったり、ケアが簡単だったり、目覚ましい進化を遂げている。

歯列矯正は、賢い自己投資といえるかもしれない。

話を聞いたのは
東京表参道矯正歯科院長 西尾万樹さん
オーマイティース導入クリニック東京表参道矯正歯科院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科で経験を積み、現職。「オーマイティースでは矯正情報のデータベース化やAI、3Dプリンターを駆使することで、初回の歯型スキャン以降は治療完了まで通院が原則不要です。前歯のみのベーシックプラン(33万円)は平均3カ月でできます」。
「STAY YOUNG総合研究所」とは……
加齢とともに気になりだした体型の変化や衰え……。俺たちを取り巻く体の悩みは山積みだ。もうこれ以上、オジサンになりたくない。そこでオーシャンズは40歳からのSTAY YOUNG総合研究所を立ち上げることにした。直面する問題にしっかりと向き合い、若々しくあるためのメソッドを探る。
上に戻る



平沼久幸=イラスト 押条良太=文

SHARE

次の記事を読み込んでいます。