▶︎すべての画像を見る もはや秋の風物詩となったアップルの新製品発表。その中でひときわ目を引いたのが「Apple Watch Ultra(アップル ウォッチ ウルトラ)」だ。
「ああ、もうそんな季節ね」と見過ごすなかれ。“アップルウォッチ史上、もっとも屈強で有能”と謳われるこの新作には、アクティビティ好きに刺さるポイントが満載だ。
① アップルウォッチ史上最大、武骨な49mmケース
チタニウムケース、49mm径、重量61.3g、100m耐水。12万4800円〜/アップル 0120-993-993
見た目はいつものアップルウォッチよりひと回り大きく、そしてゴツい。決め手は航空宇宙産業などで使われるミル規格に準拠したチタニウム製のケースだろう。
サイズは49mmと確かに大きいが、実際腕に装着すればアップルウォッチならではのスマートさはそのまま。他モデルより2倍の明るさを誇るディスプレイはフラットにデザインされており、武骨なオーラをさらに印象づけている。
ケースのサイズアップとあわせ、お馴染みのデジタルクラウンやサイドボタンも大きめに変更。タフな環境でも見やすく、操作性を失わない仕様になっている。
② 長寿命バッテリーと高精度GPSで進化
専用のバンドは3種類。左からトレイルループ、アルパインループ、オーシャンループ。
さて、気になるのは中身だ。
アップル ウォッチ ウルトラは、「耐久レース」「屋外アドベンチャー」「ウォータースポーツ」と、3つのカテゴリーのユーザーを想定し、それぞれに使いやすい機能を“最大化”させているのが特徴だ。バンドだって3タイプが用意されている。
新たに設けられたオレンジ色のアクションボタンを、各アクティビティ向けにカスタマイズすることで、瞬時に必要な機能へアクセスすることができるのだ。
では「耐久レース」から見ていこう。
まず注目したいのが、従来のおよそ倍、最大36時間の駆動が可能なバッテリー性能の進化だ。これはフルマラソンはおろか、トライアスロンや自転車ツーリングなどエンデュランス系スポーツでも余裕のスペックを誇る。
さらに、低電力モードを使用すれば最大60時間まで駆動時間を延ばすこともできる。
後述の「屋外アドベンチャー」の代表格である登山などでも安心だろう。
もうひとつ外せないのが、GPSの向上だ。周波数の異なる2つのGPSアンテナを統合し、新たな測位アルゴリズムを組み込むことで、専用GPSウォッチさながらの高精度を実現している。
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