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【3足目】エア ジョーダン 4

オーシャンズ世代の中には、エア ジョーダン 1はあまりにも有名だから避けたい、なんて天邪鬼もいるだろう。

そんな人のためのモデルのひとつがエア ジョーダン 4だ。



エア ジョーダン 4は、海外の市場では、エア ジョーダン 1より人気なんじゃないかっていうほど評価が高いんです。それは価格にも表れていて、国内と違い海外では桁違いに高額で売られています。アメリカやヨーロッパで履いていたら、周りから一目置かれるに違いありません」。

NBAにおいて神がかったプレーを披露し観衆の度肝を抜いてきたマイケル・ジョーダンだが、なかでもハイライトのひとつとされているのが’88-’89シーズンのイースタン・カンファレンス決勝、対クリーブランド・キャバリアーズ戦で決めた逆転のブザービーターだろう。

のちに“THE SHOT”と称されるその伝説的シーンで履いていたのが、エア ジョーダンシリーズの4作目だ。




特徴的なのは、性能を高めるべく採用したプラスチックやメッシュなどの異素材コンビ。さらに、シュータンにはジャンプマンの下に“Flight”のロゴが踊り、その裏には逆さに“AIR JORDAN”の文字が刺繍されている。

これは、当時タンを裏返して履いていたストリートカルチャーから影響を受けているという説がある。



最後に、おっくさんは選ぶ際のポイントも教えてくれた。

「エア ジョーダン 4はワイズが少し狭いためにシュッと見える。大人が履くには打ってつけのモデルではありますが、その分ややきつめに感じるかもしれません。そのため、ハーフアップで購入することをオススメします。

シューレースを少し緩めれば、同サイズでもなんとか履けると思いますが、最初に買うのであれば、個人的には1cmアップでもいいと思っています。足の形もいろいろありますけど、日本人の7割ぐらいが僕と同じ甲高幅広だと思うので、その辺りも参考にしてもらえたらと思いますね」。


ここで挙げてくれたモデルは、大人たちの足元にすんなり馴染みながら、着こなしのさりげないアクセントにもなってくれそう。さあ、手に取るかどうかはあなた次第だ。

佐藤ゆたか=写真 菊地 亮=取材・文

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