「弊社の看板娘」とは…… 年齢を重ねるにつれて直視せざるを得ないのが顔のシワや肌のたるみ。しかし、オジサンだっていつまでも美しくありたい。
というわけで訪れたのは、メンズコスメブランド「MULC(ムルク)」シリーズを展開するアルファブル。
▶︎この記事の画像ギャラリーを見る 西新宿駅からほど近い住友不動産新宿グランドタワー。
このビルの27階にオフィスがある。
デジタルマーケティング事業やメディアプラットホーム事業を手掛けるセプテーニ・ホールディングスのグループ企業。
しかし、27階か。連載史上、いちばん高い場所にあるオフィスだ。
スカイツリーも一望できる。
そこに現れた女性が言う。
「晴れていればあっちの方角に富士山も見えますよ」。
あいにくの曇り空だった。
そう、彼女こそが今回の看板娘なのだ。さっそく、ご登場いただきましょう。
「よろしくお願いします」。
こちらは「MULC」の商品開発を担当している福本沙夜香さん。奈良県の吉野地方で生まれ育ったという。
「吉野山の千本桜が有名ですが、シーズンになると全国から観光客がやってくるので、いつもなら車で20分あれば着くスーパーへも2時間ぐらいかかります」。
自然豊かな郷里の風景。
沙夜香さんは子供の頃から美容とファッションに関心を持っていた。
「小学校高学年ぐらいから雑誌を参考にして、見よう見まねでメイクをしていました。当時のプリクラは写真と一緒にコスメや付けまつ毛が景品で出てくる機種があって、あれは嬉しかったですね」。
高校卒業後は大阪にある美容系の専門学校に進学。ヘアメイク、ネイル、ファッションをひたすら学んだ。
「同級生のほとんどは大学に進学しましたが、私は高校を受験するタイミングで専門学校に行くと決めていたんです。好きなことを仕事にしたいという思いが強かったので」。
学校が休みの土日も家で勉強、練習、課題。さらに、並行して美容師の国家資格も取得した。専門生時代に大阪で遊んだ記憶はないそうだ。
当時の参考書はすべて残してあり、いまでも時々読み返す。
卒業制作ではクラス全体で「地球環境」をテーマにしたショーを作った。新聞と雑誌を用いた衣装はそのテーマに沿った演出だ。
沙夜香さんが制作した衣装を着てステージに立つモデル。
「卒業式ではクラスの代表としてスピーチをしました。式の後にはパーティーもあって、とても感慨深い一日でした」。
仲よしの友達と学校の近くで記念撮影。
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