「弊社の看板娘」とは…… 看板娘の取材をしていると「子供の頃、クラシックバレエを習っていました」という人が結構多い。しかし、今回はちょっとレベルが違った。
新宿1丁目に向かう。
▶︎この記事の画像ギャラリーを見る 新宿御苑前駅直結のビル。
訪れたのはスキンケア商品などの企画、開発、販売を行う、ユニリーバグループのラフラ・ジャパン。エレベーターで9階のオフィスに上がる。
鶏のオブジェが出迎えてくれた。
さっそくオフィスを拝見。
いました、看板娘。
では、ご登場いただきましょう。
「よろしくお願いします」。
こちらは東京の下町、住吉出身の原田結花さん。ラフラ・ジャパンではマーケティング本部で商品のPR業務を担当している。
ちなみに、どんなお子さんでしたか?
「幼稚園のカリキュラムでクラシックバレエのクラスがあったんですが、すごく楽しくて。そこからバレエ一色の人生が始まりました。3歳から始めて小学生からは地元の教室に通って、就職する前日の22歳までバレエに打ち込みました」。
小学校6年生で初の主役をゲット。
小中高の思い出を聞くと、ちょっと考えた末に「すみません、バレエしかないです……」。部活にも入らず、バレエだけ。辞めたいと思ったことはないが、減量がいちばん辛かったそうだ。
「太りやすい体質だったので舞台前は7kgぐらい落として、舞台後にまた戻ってという繰り返しです。朝ご飯をたくさん食べて、昼と夜は食べず、毎日5時間ぐらいレッスンという日々でした」。
高校時代は友達とマクドナルドに行っても、減量があるのでポテトの油をぎゅっと絞り落としてから食べていたそうだ。
大学でもバレエを続ける。印象に残っている舞台を聞いてみた。
「20歳のとき、本番の1週間ぐらい前のリハ中に足をひねって靭帯を痛めちゃったんです。もう、ぐにゃぐにゃで、こんなんじゃ踊れないよとなったけど、代役もいないし、テーピングをして無理やり出演しました」。
その演目の最後には32回転連続で回る大技があった。痛めている左足を軸に回るわけだが、結花さんは「邪魔だなと思ったので、テーピングを剥がして根性でやり切った」という。
全2幕3場のバレエ作品『パキータ』で主役を演じ切った。
大学時代でほかの思い出はありますか?
「案の定、バレエ以外の思い出はないんですが、あ、夏休みの期間にカナダのアルバータ州というところにバレエ留学しました。鉱山があってナイアガラの滝にも近い街で。朝から夜までバレエ学校へ通う生活でしたけど」。
アルバータ時代のバレエ学校のクラスメイトたち。
校長のナタリー先生と。
そうは言っても、息抜きで観光とかしますよね。
「ホストファミリーがやさしくて、アルバータで有名な恐竜博物館みたいなところに連れて行ってもらったり、チャイナタウンでご飯を食べたりはしましたね。ブラウンバターパスタがとっても美味しかったんですが、減量中だったので泣きながらひと口だけ食べました」。
しかし、奇跡が起きる。
「数年前、神戸に旅行に行ったとき、たまたまそのお店を見つけたんです。日本ではそこと名古屋のお店でしか食べられないらしくて。もう、バレエはやっていないので感動の完食です。すごい偶然ですよね」。
こちらが「ちょっとクセが強い」というオールドスパゲッティファクトリーの「ブラウンバター・ミゼトラチーズ・スパゲッティ」。
バレエは完全燃焼した。大学卒業後は自分が好きな美容、PR系の仕事に就きたいと思った。
ヘアサロンの運営会社の店舗管理、アイシャドウで有名な会社のPR業務、アパレルブランドの広報などを経て、スキンケア商品を販売するラフラ・ジャパンに入社した。
「バレエをやっていたこともあり、中学生ぐらいからメイクやスキンケアには関心があったんです。テレビのCMとかで見た商品をお母さんに買ってもらったり。デパートのコスメ売り場に行ってお店の方に話を聞くのも、それだけで楽しいんですよね」。
ラフラ・ジャパンではスキンケアブランドのPR業務をひとりで担当している。
中でも、『OCEANS』読者にオススメされたのは9月7日にリニューアルしたばかりの身嗜みをスマートに整えるビジネスツールブランド「PROUDMEN.(プラウドメン)」。
パッケージは上品な「タイチン」という深い藍色に統一、シンボルマークは羅針盤をイメージしている。
コンセプトは「できる男の身嗜み」。さりげなく上質にビジネスパーソンの身嗜みを整え、ビジネスシーンでの好印象、自信へとつながるビジネスツールを展開している。
人気商品「スーツリフレッシャー」には、新機能の「シワ取り効果」を追加し、消臭成分もパワーアップ。
「私もお仕事でリフレッシュしたいときや、大事な会議の前にスプレーしています。男性も女性も好感が持てる香りなんですよ。ビジネスシーンでほのかに香ると好印象を持たれるという調査結果もあります」。
「シトラス系の良い香りで気分転換になります」。
さて、そんな結花さんを推薦してくれたのは同僚の富士原 彩さん。
「すごく明るくて、彼女がオフィスにいるだけで華があるなあって。PR、広報の仕事にふさわしいキャラクターです。弊社のブランドのPRに対しても本気の愛を持って働いています。
私はマーケティング部門なので、リリースやPRの内容を相談される立場。そこで、『これってこうしたほうがいいんじゃないですか』『こういう内容はどうですか』と積極的に提案してくれるのが助かります」。
「自社の商品に関する愛と知識がすごい」と絶賛する富士原さん。
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