「昔から楽しい人をもっと楽しくというよりは、ちょっと辛い人をポジティブな気持ちにしたいという思いが強かったんです。noteは仕事と関係なく、今も続けています」。
就活では広告系に絞って何社か受けたところ、サイバーエージェントから内定が出た。その後、いちばん行きたかった大手広告代理店の内定も獲得するも、迷った末にサイバーエージェントを選ぶ。
「クリエイティブ職を確約していただいたのが大きかったですね。職種で選ぶか自分が行きたい会社を選ぶかというところで、私は職種を選びました」。
そんな朱里さんを推薦してくれたのは、入社時のトレーナーを担当した佐藤紘平さん。
「お悩み相談noteしかり、人に対する眼差しがすごくやさしいんです。大手を蹴ってうちに来る人は何年かに1人ぐらいいますけど、そういう人たちは何かを成すぞみたいな野心を感じる。
彼女はそういうんじゃないけど、エモーショナルな部分を持っています。トレーナーとして見ているときも、伝えたい人への手紙みたいな企画を作ってくるんです。入社後すぐで、これはなかなかできませんよ」。
看板娘の魅力を熱弁する佐藤さん。
とはいえ、甘い世界ではない。
自分で考えたアイデアをメモ、コピー、絵コンテなどに落とし込むもののボツになるパターンが多い。
疲れやストレスを抱えている人を前向きにさせることを提案する絵コンテ。
広告好きということもあり、現在は
YouTubeチャンネルやSNSの運営などに携わっている。
一方で、お酒が好きで渋い飲み屋にふらっと入るという朱里さん。先日の京都出張の際も、仕事の後にひとりで立ち飲み屋に入った。
「お茶割りやかぼすハイを飲んでいたら、いつの間にか隣のお姉さん、お姉さんの上司、その奥さん、常連のおじさん、店主と仲良くなって。お姉さんはかぼすハイを奢ってくれました」。
2020年にオープンした人気立ち飲み店「たち呑み しゃーぷ」。
インタビューが終わったところで社内を案内してもらった。まずは、執務スペースに併設されたカフェ。
ドリンクと焼き菓子やサンドウィッチなどの軽食が購入できる。
店員さんにイチ推しのドリンクを聞いてみた。
「どれも美味しいんですが、とくに美味しい豆を挽いて淹れるコーヒーにはこだわっています。カフェで注文すると600円以上するコーヒーが1杯100円で飲めます」。
焙煎した豆の販売も。
フロアにはサイバーエージェントグループが運営するウェブメディア、「新R25」の紙媒体バージョンも置いてあった。リリース開始5周年を記念したプロジェクトだ。
この表紙を見て「懐かしい……」と思う方も多いのでは。
全国の大手書店などで配付中。
さて、入社半年で仕事に奮闘する朱里さんだが、ホッと一息つけるひとときは何だろう。
「『しめじ』という名前のハムスターを飼っていて、いつも癒されています。こないだ、ケージから脱走してめっちゃ焦りましたよ。お気に入りの餌を部屋中にバラ撒いたら、書類棚の裏の隙間からカサコソと出てきてくれました」。
スマホの待ち受けにするほどの溺愛ぶり。
ありがとうございました。
自分の中の妖精とともに、これからも頑張ってください。
アベマくんと2ショットでお見送り。
最後に読者へのメッセージをお願いします。
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[取材協力]サイバーエージェントwww.cyberagent.co.jp