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2022.09.08

からだ

心と眠りのプロに聞く、ストレス回復に効く「睡眠」5つのコツ


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睡眠はレジリエンス(ストレス回復力)を高める最良の手段。そう教えてくれたのは「メンタリー」代表の西村創一朗さんだ。

ただ、時間が長くても、眠りの質が低ければ、その効果は半減してしまう。

睡眠の質を最大限に高めるコツを押さえよう。

メンタリー 代表
西村創一朗さん Age 34
リクルート在職中に株式会社ヘアーズを創業。パラレルキャリアの実践者として活動後、2017年に独立。同年に双極性障害を発症し、3度のメンタルダウンを経験。自身の経験をもとに、’22年にココロのオンライン相談アプリ「メンタリー」をリリース。4児の父でもある。

入眠前に意識すべき5つの行動

①夕方以降はカフェインを摂取しない
カフェインは寝つきを悪くする。個人差はあるが、カフェインは摂取後30分〜2時間ほどで血中濃度が最大になり、半減期は2〜8時間と幅がある。夕方以降の摂取は控えたほうが賢明だ。



②眠る90分前に風呂に入る
スムーズな入眠には深部体温の下降が重要。38℃のぬるめの湯船に15分程度浸かると、カラダの深部体温が上がり、上がった分だけ体温を下げようとする。この下降が熟睡につながるのだ。

③スマートフォンやパソコンを使わない
よくスマートフォンやパソコンの画面のブルーライトが睡眠に悪影響を及ぼすといわれるが、実はそれよりも操作による脳への刺激のほうが問題。眠る前は頭を使わず、リラックスすることが何よりも大切。

④ナイトキャップに頼らない
眠る前に酒を飲むと、寝つきが良くなり、睡眠の前半部分では深い眠りを得られる。しかし、酔いが覚めてくる後半部分になると眠りが浅くなり、目が覚めやすくなるため、結果的に眠りの質は下がる。

⑤仕事が気になるならジャーナリングを
明日の仕事のことが気になるときは、明日やるべきことを紙に書き出しておく。脳の中にほかのことを考えるスペースができて、気持ちが落ち着くという。「書く瞑想」とも呼ばれる作業。




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