▶︎すべての画像を見る 睡眠は
レジリエンス(ストレス回復力)を高める最良の手段。そう教えてくれたのは「メンタリー」代表の西村創一朗さんだ。
ただ、時間が長くても、眠りの質が低ければ、その効果は半減してしまう。
睡眠の質を最大限に高めるコツを押さえよう。
| メンタリー 代表 西村創一朗さん Age 34 リクルート在職中に株式会社ヘアーズを創業。パラレルキャリアの実践者として活動後、2017年に独立。同年に双極性障害を発症し、3度のメンタルダウンを経験。自身の経験をもとに、’22年にココロのオンライン相談アプリ「メンタリー」をリリース。4児の父でもある。 |
入眠前に意識すべき5つの行動
①夕方以降はカフェインを摂取しないカフェインは寝つきを悪くする。個人差はあるが、カフェインは摂取後30分〜2時間ほどで血中濃度が最大になり、半減期は2〜8時間と幅がある。夕方以降の摂取は控えたほうが賢明だ。
②眠る90分前に風呂に入るスムーズな入眠には深部体温の下降が重要。38℃のぬるめの湯船に15分程度浸かると、カラダの深部体温が上がり、上がった分だけ体温を下げようとする。この下降が熟睡につながるのだ。
③スマートフォンやパソコンを使わないよくスマートフォンやパソコンの画面のブルーライトが睡眠に悪影響を及ぼすといわれるが、実はそれよりも操作による脳への刺激のほうが問題。眠る前は頭を使わず、リラックスすることが何よりも大切。
④ナイトキャップに頼らない眠る前に酒を飲むと、寝つきが良くなり、睡眠の前半部分では深い眠りを得られる。しかし、酔いが覚めてくる後半部分になると眠りが浅くなり、目が覚めやすくなるため、結果的に眠りの質は下がる。
⑤仕事が気になるならジャーナリングを明日の仕事のことが気になるときは、明日やるべきことを紙に書き出しておく。脳の中にほかのことを考えるスペースができて、気持ちが落ち着くという。「書く瞑想」とも呼ばれる作業。
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