言葉②「環境に飛び込まないと、できるかできないかは分からない。でも、飛び込まない限り確実にできない」
Q:バスケットボールとの出会いは小4の時だったと聞きました。バスケと絵、学生時代の興味の割合はどのような感じだったのですか? その時は、マイケル・ジョーダンの全盛期だったのでNBAの選手を思い浮かべて描いたりしていたので、放課後は身体を動かして、授業中はバスケの絵描いてみたいな。
バスケットのことしか考えてないですけど、その表現が授業中は絵で、午後は自分でみたいな感じです。楽しい1日ですね(笑)。あっという間でした。
Q:バスケットボール部の主将を務めた大学在学中に、卒業後に専門学校に入学することを決めたのは、「絵」に対する思いが膨らんでいったからですか? (卒業後に)やりたくない仕事の合間に絵を描くのかなって思ったら、それはやっぱり嫌で。
でも、(そのままの状態で)美術部などで今までいろんな経験してきた人たちに勝てるかって言うと勝てないし、やっぱりそっちの方に飛び込もうと思って、3年生ぐらいから準備を始めた感じでしたね。
Q:22歳での新たな挑戦に迷いはなかったのですか? 僕、結構決めると突き進んじゃうんで、迷いは全然なくて。バスケットも、高校で東京1位になって、インターハイもベスト8まで行ったんですが、中学まではそこまで厳しい環境にいなかったので、1回飛び込もうと思って。東京1位のところに飛び込めば上手い人たちがたくさんいる。そうやって高められた経験があったんですよ。
やっぱり環境に飛び込まないと、できるかできないかはわかんないですけど、確実に飛び込まない限りできないんで。やったらできるんだと言い聞かせて飛び込んでいった感じですね。
Q:すぐに行動に移せる姿勢が田村さんの未来を切り開く力のように感じます。 やっぱり向上心なんですよね。その環境に飛び込んで身に着けたいって思ったら、もう悩んでる時間がもったいないというか。そこまで考えずに飛び込んじゃうんですよね。
最近、格闘家の堀口恭司さんとお会いした時に「彼ら(格闘技のトップ選手)はあんまり殴られることを考えてない、殴るイメージしかない」っていう印象的な話を聞いたんです。
一般の人って「殴られたら痛そうだな」って、そっち側に立つじゃないですか。でも、上手くいっている人は、そっちのイメージより上手くいっている方で戦ってるんですよ。
僕も上手くいったらこうなるなとか、そういう素敵な未来を実現したいなっていう方が先に来るから、飛び込めるのかもしれないです。
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