「弊社の看板娘」とは…… 「弊社の看板娘」の記事を作成するにあたって、本人の過去の写真を借りるわけだが、そこで集合写真がポンポン出てくると「仲間から愛される人生を送って来たんだな」と思う。
今回の看板娘もそのケースだった。
降りたのは乃木坂駅。乃木坂46『君の名は希望』の発車メロディを背に階段を上がり、地上に出る。
▶︎この記事の画像ギャラリーを見る すぐ近くの乃木神社は乃木坂46ファンにとって聖地。
徒歩数分でPR会社のフロントステージに着いた。エレベーターで9階へ。
さて、オフィスにお邪魔しますよ。
看板娘、発見。
では、ご登場いただきましょう。
「よろしくお願いします」。
こちらはPRコンサルタントの宇田川 瞭さん。神楽坂で生まれ育って、小学校入学のタイミングで実家が麹町に引っ越したという都会っ子だ。
お父さんは映画プロデューサー。
「保育園の頃からいわゆる“ませガキ”で、家に遊びに来たママ友同士の会話に混じったり、お昼寝の時間は先生たちの恋バナに聞き耳を立てたり」。
小学校に上がると、クラシックバレエ、水泳、学習塾、フラダンス、ピアノなど習い事に励む。すべて自分でやりたいと言ったそうだ。
バレエスタジオで真剣に練習する瞭さん(前列中央)。
その後、中学では陸上部と応援チア部、高校ではダンス部に所属。
要するに、踊るのが大好きなのだ。
高校の文化祭では1時間ほどの公演を仕切った(前列左から2番目)。
大学に入ると銀座のカフェ「and people」でアルバイトを始めた。
「誕生日など、お祝いごとのサプライズプレートをお客様に出すときに、演出として天井にプロジェクションマッピングで幻想的な映像を映し出すんです。中でも画像のランタンの映像は、『ディズニーのラプンツェルみたい!』とSNSで話題になりました」。
時間帯ごとに異なる映像が楽しめる。
こうして稼いだアルバイト代のほとんどは、ダンスサークルの活動につぎ込む。
「衣装代、スタジオ料金、講師へのレッスン代など、意外とお金がかかるんです。その分、みんな気合も入っているので公演が近くなると深夜練もよくやっていました。ひたすら踊ったり位置や振りの確認をしたり、一夜で一気に詰め込むイメージです」。
引退公演の約1週間前ほどの練習時の集合写真(いちばん左)。
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