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2022.07.14

ライフ

「酒小町」代表の看板娘が、若い世代に向けて日本酒の魅力を全力で啓蒙していた


「弊社の看板娘」とは……

「好きなことを仕事にしたい」。そう考える人は多いが、なかなか簡単ではない。しかし、そんな夢を叶えた女性もいる。

向かったのは渋谷にオフィスを構える「CAMPFIRE」。

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国内最大級のクラウドファンディングとコミュニティ事業を手掛ける企業だ。

国内最大級のクラウドファンディングとコミュニティ事業を手掛ける企業だ。


オフィス内を覗くとーー。

いました、看板娘。

いました、看板娘。


さっそくご登場いただきます。

「よろしくお願いします」。

「よろしくお願いします」。


日本酒をもっと身近に楽しむメディア&コミュニティ、「酒小町」の代表、卯月りんさん。そう、彼女にとって「好きなこと」というのはお酒なのだ。

この日も「撮影があるから昨夜は深酒しないでおこうと思ったのに、三茶で5軒もハシゴしちゃいました」と笑っている。

出身は東京都。

「どうやら突拍子もない子供だったらしくて。私は記憶がありませんが、母によれば小学生時代は本を読みたいからといって、授業に出ないで図書室に通っていたそうです」。

また、オタク気質もあり、中学2年でコスプレデビュー。『美少女戦士セーラームーン』はいまでも思い入れがあるという。

見よ、セーラーサターンのクオリティを。

見よ、セーラーサターンのクオリティを。


やがて、高校、大学と進学し、都内のIT企業に就職。その頃から酒の魅力にハマる。

「お酒を飲むようになってから、人生がやっと楽しくなったんです。とくに好きだったのは日本酒。女の子で日本酒好きというのは珍しいので、会社の偉いおじちゃんたちがいろんなお店に連れて行ってくれました」。

IT企業では営業、広報、新卒採用などを担当していたが、広報分野で上層部の方針とぶつかった。「それなら自分の好きなものを自由にPRしよう」。そう考えたりんさんは思い切って退職し、「酒小町」を立ち上げた。

目的は若い人たちに日本酒の魅力をPRする、地方の酒蔵を盛り立てる。この2つだ。

それまでのお酒ネットワークを駆使して、酒好きの20代、30代に声を掛けた結果、約10人の初期メンバーが集まる。顔ぶれはウェブデザイナー、ライター、カメラマンなど、各ジャンルのクリエイター。りんさんはSNSに関する知見が深い。こうして、2018年から本格的に活動がスタートする。

そんな「酒小町」の軌跡を時系列で見て行こう。


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