「弊社の看板娘」とは…… ソフトボールでインターハイ出場、自転車で日本縦断にチャレンジ、仕事も兼ねてYouTuberデビュー。書き出してみるとなんとも眩しいキャリアだが、当人は「やりたいことをやっているだけ」と至って冷静だ。
そんな看板娘が働いているのは、『新しい時代のプロデュースで、未来の出会いと幸せを。』というビジョンのもと、デジタル領域における広告代理事業とタレント/インフルエンサーマネジメント事業を展開する「For you」。恵比寿のオフィスに向かう。
エントランスを入ると、いきなり吹き抜けが現れた。
▶︎この記事の画像ギャラリーを見る かなりユニークな物件だということは、のちほど証明される。
さて、オフィスにお邪魔します。
看板娘の姿が見えますね。
では、ご登場いただきましょう。
「よろしくお願いします」。
こちらは広告メディア事業部で働く越川理沙さん。北海道の帯広で生まれ育った。
「冬はマイナス20度ぐらいになるし、何もない町ですよ。あ、でも、マルセイバターサンドで有名な六花亭の本社があります。柳月のお菓子も美味しいです」。
さらに、特産品は豚肉にじゃがいも。お姉さんが地元でじゃがいも農家をやっているそうだ。
じゃがいもの選別を健気に手伝う姪っ子。
理沙さんは中学からソフトボールを始めた。ピッチャーとして活躍し、チームは全道大会で3位に入賞。その才能を買われて、札幌のお隣にある江別の強豪校に推薦入学する。
ここでもピッチャーを任され、1年生のときに初のインターハイ出場を果たす。
当時のメンバー(真ん中上、青のノースリーブが理沙さん)。
マウンドに上がれば、バッターの手元でふわっと浮き上がる「ライズボール」で数々の三振を奪う。投げ方も教えてくれた。
このように、手首をひねってバックスピンをかけるという。
もちろんバッティングセンスもよかった。高3では4番でセンター。いまでもひとりでふらっとバッティングセンターに行くそうだ。
「たまにホームランも出ます。先日、世田谷のオークラランドでもホームランを打ちました」。
ゴルフのスライスボールのような弾道で、ホームランターゲットに吸い込まれていく……。
文武両道で勉強にもソフトボールにも真剣に取り組む。しかし、お調子者の一面もあった。
「キリスト教系の高校ですごく厳しいけど、たまにふざけちゃうんですよね。みんなで礼拝堂へ行く場面でちょけてみたりして、友達はめちゃウケでしたが、先生にはよく叱られてました」。
さらに、修学旅行先の沖縄ではホテルの風呂でふざけて遊んでいると、先生にバレて、理沙さんのクラスだけ翌日まるまる謹慎となる。
やることがないため、いかに部屋で楽しむかというアイディアを出し合ったそうだ。
たどり着いたのは「組体操」(下段、右から2番目が理沙さん)。
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