テスラ最大の特徴「タッチパネル操作」は、使いやすい?
スマホやノートPCのような使用感のセンターパネル。
テスラは、操作系がタッチパネルひとつに集約されている。例えばエアコンの温度をパッと変えるなら、物理的なスイッチが早いのではないのだろうか。
「そんなことはありませんよ。ほら、ここに出てる数字(室温)をタップすれば、温度のスライダーが出て……」。
エアコン操作もタッチ&フリックで。
なるほど。直感的で誰でも操作が簡単そうだ。オーディオやナビはむしろ従来の車の操作よりも簡単だから、素早く操作できる。
「充電も簡単なんです」。そういって礒村さんがスマホをタップすると、充電口がパカッと開いた。
こちらは自宅での充電の様子。
「あとは充電器のケーブルを差し込むだけ。ほかの電気自動車だと充電器に専用カードをかざして認証してもらう必要がありますが、それもありません」。
専用カードをかざさなくてもスマホと充電器が自動でやりとりして、誰がいつどれくらい充電したかがわかり、それに応じて追って請求がくるという仕組み。待っている間、今どれくらい充電できているかもスマホで確認できる。
施解錠やエアコンの操作、残電量のチェックなど、さまざま操作がスマホで行える。
またスマホは、充電口だけでなくドアの施解錠も担う。
「山へ行ったときなんか便利です。同じ車に乗って来た仲間が先に下山したときなど、僕が山に残っていてもそこからテスラの施解錠できるから、仲間が車から荷物を出し入れできます」。
エンジンがないのでフロントも荷室に。遠隔での解錠が可能だ。
「知り合いには、留守中に宅配が届いたら、テスラのトランクを遠隔操作で開けて、そこに入れてもらう、なんて宅配ボックスみたいに利用する人もいるみたいですよ」。
室内スペースと繋がり、意外に広く使えるリアの荷室。
これまで鍵とスイッチで行っていた操作のほとんどが、タッチパネルとスマホに集約&遠隔操作が可能化されている。
独自の操作感は、さながらガラケーからスマホへ乗り換えたときのように、最初は違和感があっても、慣れてしまえばもとには戻れないほどの便利さだと言えるだろう。
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