▶︎この記事の画像ギャラリーを見る “究極”を目指したブラバス(BRABUS)のオフローダーと、“至高”と呼べるメルセデスAMGのスーパーカー。スペックもすごいけれど、見た目も抜群に格好いい。
奇しくも同時期に登場したそんな夢の2択。「選ぶならどっち?」なんてやっていたらすでに完売済み。そんな雲上の車を見ていこう。
ブラバスが本気で仕上げた究極のオフローダー
ブラバス「ブラバス900クローラー」
どうせドアを閉めても砂や泥を完全シャットアウトなんてできないし、せっかく大自然を走るんだからドアなんて要らない、というかそのほうが開放感バツグン!
そんなバギーを、メルセデス・ベンツのチューニングカーで名を馳せたブラバスが、創業45周年を記念して本気で作ってしまった。
それが「ブラバス900クローラー」だ。
ドアも窓もなく、スチール製チューブで組まれたシャシーにエンジンなどを載せるという潔さ。灼熱の砂漠を走る想定なので、照りつける陽光を遮断するための屋根だけはつく。
その先端には暗闇でもガンガン進めるようLEDライトが備わり、屋根の後端には「この車、速いぜ」と見せつけるように大きなリアウイングが装備されている。
フロントマスクはブラバスが得意とするメルセデス・ベンツのGクラスを彷彿させるが、フロントグリルにはしっかり「B」マークが。
つまりこれはGクラスをカスタマイズした車ではなく、イチからブラバスが作ったオリジナルカーだ。
4人用のフルバケットシートは、同社のブランドカラーである赤に染められている。
埃や水に強く、日差しによる退色もしにくいカーボンファイバーが張られたオリジナルシートはキルティング仕様となっており、ワイルドな外観に気品を添えるかのようだ。
4輪を駆動させるエンジンは900馬力を発揮。大きなオフロードタイヤを履かせるために、最低地上高が530mm(20.9インチ)まで高められたその姿は、武骨の極みというか、もはや大人のための究極のオモチャといった趣きだ。
車両本体価格74万9000ユーロ(約1億660万円)で限定15台のみ販売されたが、公道走行不可にも関わらず既に完売済み。
同社は1年間に5台ずつ、3年かけて製造&納車するというから、気になる方は問い合わせをしてみても、良いかもしれない。
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