ポイント③:30分ほど浸水させる
これ、かなり大事。
続いては、お米を浸水させる工程に移る。
上手に炊けないという人は、この作業を省いている人が多い。地味な作業だが、炊飯の出来を左右する大事な工程だ。できればじっくり30分は浸水させたいので、ここまでの作業は料理の最初に済ませてしまうとスムーズ。
ちなみに、キャンプでは米は研がなくても構わない。また、米を研いでいるときから浸水は始まるので、もしも美味しい水で炊きたい場合は、米研ぎも水道水ではなく、美味しい水を使うことをお忘れなく。
ポイント④:バーナーは火口が広いタイプを選ぶ
右の方が炎が広く出そうなことがわかるだろうか。
バーナーをいくつか持っている方は、並べて真上から見比べてみよう。
ガスが出る穴のある範囲が広いものは、鍋底に広く熱が伝わる。一方、この範囲が狭いものは、鍋の1点にのみ炎が当たり、炊きムラができやすい。
火口が広いタイプの方が炊飯だけでなく、料理全般に向いていると覚えておこう。
ポイント⑤:沸騰したら、全体をかき混ぜてやる
沸いてくると湯気ですぐにわかるはず。
沸くまでは強火→沸いたら弱火。
十分浸水させたら、続いて火にかける。初めは沸騰するまで強火をキープしよう。
沸騰して湯気が出始めたら、鍋底から全体を素早く混ぜる。こうすることで米の炊きムラがなくなり、薄い鍋でも底面が焦げるのを防ぐことができる。
のんびりやっていると温度が下がってしまうので、蓋の隙間からササっと行おう。
鍋底から全体を混ぜるイメージ。
1合くらいの量ならば混ぜなくてもいいが、量が多いときや風のある寒い日、焚き火で炊く場合などは、特に有効な技なので覚えておきたい。
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