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ポイント⑥:弱火にして、もう10分炊く

弱火で10分が目安。

弱火で10分が目安。


全体を混ぜたら、火力をできるだけ弱火にして、さらに10分炊く。焚き火の場合も同じで、炭を移動させて弱火のゾーンを作ろう。

風が強い日は、風が当たっている面だけ熱が入りづらいので、全体に均等に熱が入るよう、2〜3分ごとに鍋を少しずつ回してやる。

焚き火の場合も、たまに回すことで熱の入り方が均等になりやすい。

風防があると、熱効率が良くなり、省エネにもつながる。

風防があると、熱効率が良くなり、省エネにもつながる。


弱火やトロ火が使えるバーナーがあると便利だが、屋外の場合、ちょっとした風で消えやすいのでまめにチェックしよう。もしあれば、風防を併用すると安心だ。


ポイント⑦:フタを開けずに、さらに10分蒸らす

熱を逃さないよう、シャツやタオルで包んでおこう。

熱を逃さないよう、シャツやタオルで包んでおこう。


弱火で10分炊き終えたら、つい中身を見たくなるところだが、蓋は開けずにグッと我慢。火からおろして10分蒸らす。

土鍋やダッチオーブンのように、鍋に厚みがあれば温度を下げずに蒸らすことができる。薄い鍋の場合は、シャツやタオルなどに包んで温度が下がらないようにケアしてあげるといい。

ホカホカご飯の完成。

ホカホカご飯の完成。もし、芯が残っていたり炊きムラがあるときは、再度蒸らし直すイメージで、全体に少々お湯をかけてから少しだけ火にかけ直して蒸らしてやると、多少リカバリーすることもできる。


蒸らし終わったら、全体を切るように混ぜて、炊きたてご飯の完成。冷めないうちに、熱々をいただこう。

●キャンプで米を上手に炊く7ポイント
① 鍋の種類は何でも良し(厚手がベター)
② 米と水は1:1で
③ 30分じっくり浸水させる
④ バーナーは火口が広いと炊きムラがない
⑤ 沸騰するまでは強火(必要であれば混ぜる)
⑥ さらに弱火で10分
⑦ 炊き終えたらフタをしたまま10分蒸らす

 
上記のポイントさえ押さえておけば、よほど標高が高い場所や寒い日でなければ、失敗知らずで最高の白米キャンプ飯にありつけるはずだ。

家で土鍋やメスティンでご飯を炊くのにも使えるポイントなので、お昼に1人分のご飯を炊いたりするのにも便利だ。まずは炊飯器代わりに自宅で繰り返し練習し、キャンプに向けてコソ練を積んでおこう。

池田 圭=取材・文 後藤武久=写真

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