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パタゴニアらしくない!? 凛々しい長パン

父からの影響もあり、若い頃からパタゴニアとともにあった岡部さん。

今でも夏はほとんどがバギーズという根っからの“パタゴニアン”である。そして近年、バギーズと同様に登板回数を増やしているのがこちらのボトムスだ。



「2018年の夏だったかと思います。ニューヨークにある弊社オフィスに出向いたとき、そこのスタッフがグレーの涼しそうなパンツをはいていたんですよ。最初見たときはパタゴニアのものとは思わなくて。

『どこのですか?』って聞いたら『パタゴニアだよ!』と。その日の仕事後、近くの店舗へすぐに買いに行きました(笑)」。



このパンツについて、岡部さんは「日本で売ってるかは定かではありませんが、少なくとも僕は見たことがありません」という。

麻に加えてリサイクルポリも混成されているため、リラックス感がありつつ、見た目はいたってモダンである。



「麻が入っていますから、通気性が抜群にいい。しかも、麻って基本的に伸びないじゃないですか。でもこれにはストレッチが入ってて、はきやすく蒸れにくい。シワになってもまあ麻ですし、そこまで気になりません。

しかも、この独自のウエストベルトシステムが実に気が利いていて、構造はいたってシンプルですが、自由にフィッティングの調節が可能なんです」。

春夏のパタゴニアといえば、どうしてもショーツのイメージが強すぎて、あまりロングパンツに走る人は少ないかもしれない。しかし、大人目線で見れば、このロングパンツはかなり重宝すると岡部さんは絶賛する。




「極端な言い方をすると、ウールパンツのようにはけるからいいんですよね。ちょっとしたラフなジャケットにも合います。これにスニーカーもいいですし、ローファーとかにも合わせられます。着まわしが利くのも助かりますね」。


3/3

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