水曜:シックに装う「ブラック」
小妻 弘さん(38歳)
一週間の折り返し地点を引き締めるブラックコーデ。
オールブラックの装いも様になるが、夏に向けてのシーズンにはやや重すぎるきらいも。ここではあくまで“シャツのみ黒”というのがポイントとなる。
ショートパンツを合わせ、軽やかさをコントロールした小妻さんの着こなしこそ好例。選んだのは、伸縮性のあるテック素材を採用したN.ハリウッドのジップアップシャツ。見た目だけでなく、着心地にもこだわるセンスはぜひ見習いたい。
木曜:男らしい「ミリタリー」
面木 健さん(57歳)
タフな仕様のミリタリーシャツも忘れてはならない。
フラップ付きのパッチポケットなど軍隊由来の仕様に加え、ミリタリーを代表するオリーブカラーを目にすると誰しも、条件反射的に男らしさを感じてしまうはず。
面木さんが着るのは、アメリカ軍のユーティリティシャツ「OG-107」。フランス軍のベストと合わせてミリタリーテイストを楽しみつつ、シャツの袖をロールアップして着こなすことで、ナチュラルなコーディネイトに着地させている。
金曜:気分を彩る「ピンク」
藤川 啓さん(45歳)
「一週間お疲れさまでした!」と、週末に向けて気分をアゲるために、身に着けるシャツは明るい色を選ぶのが吉。
メンズの天敵と思われがちなピンクだが、淡い色なら主張し過ぎず、洒脱な着こなしにひと役買う。トラディショナルを誇るブランドが、ピンクのオックスフォードシャツを出していることも、その事実を裏付けしているだろう。
藤川さんの場合、ノーカラーのシャツをフランス軍のパンツとミックス。ともに落ち着いたトーンのくすみカラーで、大人の男に相応しい装いだ。