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差別のない社会へ

レディスコレクションには、女子大として発足したスペルマン カレッジの伝統へのオマージュが込められている。

レディスコレクションには、女子大として発足したスペルマン カレッジの伝統へのオマージュが込められている。


今コレクションのコンセプトとデザインは、ラルフ ローレン社に属するモアハウスとスペルマン両校の卒業生が担当。

カメラマンやクリエイティブディレクター、撮影監督、タレントを含むすべてのスタッフが黒人で構成されており、それは同社初の試みとなっている。

コレクション自体は、両校の身だしなみの伝統と歴史を、ならではのテーラリング技術とセンスで、新感覚の“カレッジ”テイストに昇華。

モアハウスとスペルマンの学生が1920年から’50年代にかけて着用したスタイルがベースとなっているのだとか。

モアハウス カレッジの入学時に学生に贈られたブレザーがモチーフに。

モアハウス カレッジの入学時に学生に贈られたブレザーがモチーフに。


ラルフ ローレン社は2020年より、人種的平等のアクションを起こすともに、アメリカンスタイルを定義・再解釈することを掲げている。

HBCUに対しては、この2校に加えた10校を対象に、黒人、アフリカ人、アフリカ系アメリカ人の学生に対する奨学金制度なども実施。また、雇用に関しても取り組みを強化している。

このコレクションでもまさにそうした活動の一端が、見える化されることとなった。

大好きなラルフ ローレンがこうした点に着目し、新たなアメカジの格好よさを提案することで“カレッジ”スタイルの未来形を見せてくれるのは重要だ。ファッションを通して視野を広げる必要性を改めて感じる。

今、ファッションブランドたちは連帯し、意見広告やコレクションのなかで「差別のない社会」を掲げている。僕らも当然のように共感するばかりだ。

今コレクションはラルフ ローレン 表参道にて発売中。順次、ラルフ ローレン公式オンラインストアでも発売される。数量限定発売となるので、お早めに!


[問い合わせ]
ラルフ ローレン
0120-3274-20

髙村将司=文 Photo Credit:Nadine Ijewere/Polo Ralph Lauren

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