OCEANS

SHARE

2022.03.19

ニュース

パタゴニアの礎「クリーンクライミング」50周年。メッセージを改めて届けるコレクション誕生!

パタゴニアの始まりは、創業者であるイヴォン・シュイナードが自分たちが使いたいクライミングギアを作ることを目的に設立した「シュイナード・イクイップメント」が前身。

そこから、扱うものがアウトドアアクティビティ全般に広がっていった。

自分たちが作ったクライミングギアとイヴォン・シュイナード。Tom Frost (c) 2022 Patagonia, Inc.

自分たちが作ったクライミングギアとイヴォン・シュイナード。Tom Frost ©︎2022 Patagonia, Inc.


よってクライミングはブランドにとって大切なもので、なかでも1972年に打ち立てた「クリーンクライミング」の理念はエポックだった。

それから50年となる今年、その記念コレクションが展開されている。

オーガニック認証が得られる前の土壌で作られたコットンを採用。こうした活動から、農場のサポートも行っている。5280円/パタゴニア

オーガニック認証が得られる前の土壌で作られたコットンを採用。こうした活動から、農場のサポートも行っている。5280円/パタゴニア


たとえばTシャツの背面に入ったグラフィックは、クリーンクライミングを提唱した1972年のシュイナード・イクイップメントのカタログの表紙だ。

右下に「clean climing」と印刷されている。手紙のようなデザインのカタログ。(c) 2022 Patagonia, Inc.

右下に「clean climbing」と印刷されている。手紙のようなデザインのカタログ。(c) 2022 Patagonia, Inc.


そこにはクリーンクライミングに関するエッセイも掲載されており、それまで岩場や山肌にピトンと呼ばれる金属製のくさびを打ち、登るのが当たり前だったクライミングシーンに、この行為が「自然を傷つけている」と警鐘を鳴らしている。

Tom Frost©︎2022 Patagonia, Inc. _2

Tom Frost©︎2022 Patagonia, Inc. _2


そして、「このままではクライミングが楽しめる未来はない」と声を挙げたのだ。この時こそ、環境問題と真摯に向き合う今のパタゴニアが生まれた瞬間である。
 
そんな原点回帰なコレクションで注目したいアイテムのひとつがラガーシャツだ。

1万3750円/パタゴニア

1万3750円/パタゴニア 0800-887-447


当時、タフで動きやすい服として、クライミング時にイヴォンはラガーシャツを愛用していたことからデザイン。
 
胸には、かつてシュイナード・イクイップメントが開発し、今でも世界中で使われるギア、ヘキセントリックを象ったロゴが鎮座。レトロな配色のシンプルデザインが、山だけでなく街での活躍も約束してくれる。

●●●●●円/パタゴニア

5500円/パタゴニア 0800-887-447


また、人気のマクルーアハットもスペシャル仕様に。カムフラージュ風のグラフィックはカラビナやロープが描かれたもので、原点回帰をいっそう感じられるデザインとなっている。

サイドはメッシュ仕立てなので、暑い時期に打ってつけだ。

9350円/パタゴニア

9350円/パタゴニア 0800-887-447


また、レディスでの展開だが、今回のコレクションのために作られたロゴを随所に配したスウェットもナイス。カラビナの中に咲く花のワッペンなどは端切れを使用しており、ボディはペットボトルをリサイクルした生地。

50年前に提唱した理念を今に伝える、メッセージスウェットと言えるだろう。

先出のカタログに掲載されていたイヴォンのエッセイがプリントされたプロダクトも。

先出のカタログに掲載されていたダグ・ロビンソンのエッセイがプリントされたプロダクトも。


ファッションも、アウトドアアクティビティも、豊かな自然と環境がなければ持続しない。オーシャンズが求めるFUN LIFEのためにも、50年前にパタゴニアが挙げた声に、今一度耳を傾けたい。


[問い合わせ]
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
0800-887-447

SHARE

次の記事を読み込んでいます。