オンといえば、洒落者に支持されるランシューの筆頭格。発表されたばかりの
ロエベとのコラボはファッションシーンにも驚きを与えた。
なかでもブランドを代表するモデル「クラウド」は、シーンを問わず履けるデザインも相まって特に人気が高い。
そんな名品が、数年ぶりにアップデートを遂げたというのだが……。
上は旧モデル、下は最新の「クラウド5」。1万5180円/オン・ジャパン 050-3196-4189
こちらは、新旧モデルを比べた写真。
見た目はほぼ変わらないし、スペックに関する数値変化の記載も見当たらない。
「クラウドテック」システムと呼ばれる、中空のアウトソール構造を採用したクラウドは、抜群のクッション性と反発力から「雲の上の走り」と表現されることが多い。
では何が変わったかというと、ちゃーんと別人でした、中身が。
左が最新モデル。
まず履き心地に直結するスペックでいえば、ミッドソールが前作よりも少し厚みを増している。いわゆる“厚底”へのアップデートだ。
「クラウド」らしいクセのない履き心地はそのまま、クッション性がさらに向上し、より足に優しい一足に。ややボリューミーなソール構造のおかげか、足元での存在感も高まった印象だ。
靴ひもを結ばずともフィット感を確保してくれる独自のシューレースシステムも健在。
加えて、つま先周りの幅も前作より広くしたことで、足入れがよりスムーズになっている。
ホワイトカラーは、普段着使いにもぴったり。カラーは全部で7種類をラインナップ。
素材にもアップデートポイントあり。シューズ全体の44%以上をリサイクル素材としたことで、サステイナブルな観点からも注目すべき一品となっている。
アッパーに完全防水・防風素材を使用した「クラウド5 ウォータープルーフ」(1万7380円)も発売された。
外面よりも中身のクオリティにフォーカスし、質実剛健な進化を遂げた「オン」の新しい定番。ぜひ、お見知り置きを。
[問い合わせ]オン・ジャパン050-3196-4189www.on-running.com