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40歳から夫婦ふたりで資産運用、65歳で5000万円!?




銀行の積立定期預金、iDeCo、積立NISAと、さまざまなマネーツールが出てきたが、いったいどうやって使いこなすべきなのか。カンさんは「すべてを活用すればいい」と語る。

「例えば、手取り30万円の25%を貯蓄・資産運用に回すとしたら、その金額は7万5000円になります。銀行の積立定期預金には2万円。iDeCoには企業年金制度がない会社員が投資できる上限金額の2万3000円。残り3万2000円は積立NISAでいいのではないでしょうか」。

ちなみに、積立定期預金以外の5万5000万円には、複利効果(ミッション3参照)が期待できる。月5万5000円を年利3%の複利で20年間積み立てると約1773万円。これに月2万円、20年間の積立定期預金の480万円を加えると約2253万円となる。夫婦2人なら約4500万円だ。20年という数字は「積立NISA」の非課税期間をもとにしたもの。もし、40〜65歳の25年間なら5000万円を超える。

30代後半のマネー初心者でも、貯蓄を仕組み化して、iDeCoや積立NISAなどを活用して投資信託で運用すれば、定年までにかなりの額を貯められることがわかった。これならば、どうにかマネーRPGもクリアできそうだ。しかし、まだまだ、マネーの旅は終わらない。ミッション5では、さらなる金融商品の制覇に出かけよう。

【今回のマネー賢者】
カン・チュンド
晋陽FPオフィス代表。資産運用に特化したコンサルティングを手がける。自所セミナー回数は200回を超え、東京証券取引所、野村證券、松井証券、SBI証券など多数の講演実績を持つ。日本経済新聞、週刊ダイヤモンドなどへのメディア出演も多数。著書に「毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術」(明日香出版社)など。


コージー林田=取材・文

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