デニムはもはや、アメカジだけのものではない。着る人のキャラクターを存分に引き出してくれる。その証左となる3名のスナップと、彼らの愛用デニム。
▶︎モード派の愛用デニム
「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン」
デニム=コム デ ギャルソン・ ジュンヤ ワタナベ マン ジャケット=アイ コム デ ギャルソン・ ジュンヤ ワタナベ マン×リーバイス 靴=ネペンテス×トリッカーズ
古川剛司さん Age 57デニムセットアップにネルシャツ。そう聞くとフツウだけれど、見れば明らかにタダモノではないオーラが漂う。デニムを使ったコーディネイトは、まだまだ可能性があることを実感させてくれる。
[Brand Profile]“ギャルソン”ファミリーのひとつであるこちらは、比類のないセンスでデニムを遊び、我々に楽しみを与え続けてきたブランド。異国情緒溢れるデザインも特徴で、カジュアルに一点取り入れるだけでもたちまち洒落て見える。
▶︎キレイめ派の愛用デニム
「デンハム」
デニム=デンハム コート、ニット=ともにサンローラン 靴=ジェイエムウエストン サングラス=オリバーピープルズ
田坂朋彦さん Age 49頭からつま先まで、一分の隙もないウィンターマリンスタイル。しかもホワイトデニムは勢いのあるブランド、コートとニットはモードブランドから選ぶというセンス。好きなブランドから、好きなテイストを作り上げる姿勢が素敵なのだ。
[Brand Profile]オランダはアムステルダムに陣を敷く、熱狂的デニム集団。ダーツの入れ方ひとつにも異常なまでのこだわりを見せるなど、その完成度の高さは他の追随を許さない。近年はデニムだけでなく、異業種とのタッグにも積極的。スノースポーツのウエアも手掛けるなど、目が離せない存在だ。
▶︎アメカジ派の愛用デニム
「エヴィス ジーンズ」
デニム=エヴィス ジーンズ シャツ=古着 サンダル=リーボック キャップ=シュプリーム
鈴木貴政さん Age 43古き佳きジャパニーズストリートを匂わすサイズ感、アイテムチョイス。それがかえって新鮮で、芯のある大人像をも同時に物語る。ファッションを楽しむって、やっぱり素敵だ。
[Brand Profile]ヒップに大きく描かれたハンドペインティング。その個性的なデニムに、大きな憧れを抱いた読者も少なくないはずだ。オリジナルにこだわるジャパンブランドは、2021年で30周年のアニバーサリー。ますます盛んである。