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[予測②]ホテル、クラブ、コミュニティ。会員制○○がさらに活況へ!



ネットワークのひとつとしてさらなる広まりを見せるのが、会員制コミュニティやサービスです。

コロナ禍によりさらに発展を遂げた“どこにいても、ずっと繋がっている”という総オンライン時代において、「常時接続状態に疲れた」「画一的なサービスに飽きた」という声も多く、オフラインでの質の高いパーソナルなサービスを求めている大人が増えています。

富裕層のコミュニティはイギリスをはじめ世界中に存在していますが、ここでいう会員制とは、従来型の富裕層に限定したものではないことがポイントです。諸外国では、ここ数年でクリエイティブな交流が叶う会員制クラブなどが増えています。日本でも、丸の内テラスの全5フロアを使ってそのようなサービスを提供する「OCA TOKYO(オーカ トウキョウ)」などがその一例ですね。

会員制レストランやバーなどは、ユーザー側にとっては、自宅のようにくつろげる空間でありながら一定のプライバシーを確保でき、嗜好に合ったサービスや飲食を堪能できる快適極まりない環境に。サービスの提供側にとっても、メンバーの意向に沿った無駄のないおもてなしができるので、フードロスの問題の改善にも繋がりますよね。

2022年は、人も、モノも、サービスも、オープンとクローズドの両方のコミュニティがバランスよく存在する時代へと突入するのではないかと考えています。

また、これまでにはなかった、業界や世代、価値観を超えたコミュニティには、上辺だけではない、真の多様性を認め合う場にもなります。そんなコミュニティは提供側の意識も変えていき、結果、世の中にあるモノやサービスのバリエーションも広がっていくと思っています。

[予測③]日本古来の“和”への回帰がムーヴメントに!



2022年、日本古来の文化を尊び、伝統文化を学ぶことが大きく見直されていくでしょう。

グローバル化が進む中で、デジタルネイティブ世代を中心に、デジタルとは真逆である歴史や文化に触れようとする傾向が見られます。



厳かで美しい神社仏閣を参拝し、写経、瞑想などを体験するうちに、疲れた心や身体がデトックスされ自分の原点に帰ると言うのは、パワースポットやスピリチュアルが好きな人たちがやっていること、というイメージでした。ところが最近、特に20〜30代の男性が神社や仏閣に出かけて歴史を学ぶなど、“日本人の原点回帰”志向が見受けられます

IT技術が続々と可能にする、機能性や実用性、合理性に優れたライフスタイル。それはもちろん、快適です。でも一方で、日本的な伝統が求められている背景には、あまりに利便性に偏った暮らしに「人間的なもの」が失われていくような危機感が無意識にあるのではないでしょうか。そこで、五感をフル活用できる日本文化との触れ合いにどんどん引き込まれていくのではないかと思います。


心身を心地よい状態に導くことこそ、アクティビティの真髄だ。

変化していく時代だからこそ注目を浴びそうな3つのトレンド、ぜひ体感してみるべし!

「オーシャンズ的、2022年ヒット予測」とは……
コロナに振り回された2021年だったが、“TikTok売れ”なる言葉が生まれ、大谷翔平の“リアル二刀流”が流行語大賞に選ばれるなど多くのトレンドも生まれた。さぁ、2022年は何がヒットする? 
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石原有起=取材・文

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