第3回イベントレポート！ DIYの極意を海沿いのカフェで学んだ!!

ある夏休みの雨上がり。葉山にあるビーチハウス「ON THE COB」に集まったオーシャンズ読者の皆さん。この日の目的は、楽しくDIYを学びながら、「ON THE COB」の内装を手作りでカスタムしよう！ という趣旨だ。

 
講師の石坂 健さんは、普段は内装のデザインをしていて、都内を中心に内装のワークショップを開いているプロフェッショナル。「家でもできるテクニックを交えて教えますよ」ということだけど、まずは腹ごしらえ。懇親会を兼ねて「ON THE COB」特製の軽食を、お酒を交えながら楽しむ。

 
場が温まったところで、DIYのワークショップがスタート。壁紙貼りと家具作りを交互に行うため、2班に分かれて実践していくという流れだ。

 
「まず壁紙は、不織布のものがオススメです。不織布は水を吸い込まないので、壁に直接ノリを付けられるんですね。貼って剥がせるノリもあるので、壁紙の上から貼ることもできますよ」



壁の横幅の1/6ぐらいの幅の壁紙のロールから、まずは上下5cmずつくらい大きめに、壁紙を切り出す。壁側にノリを塗ったら、その上からペタッと壁紙を貼り付ける。専用のブラシを使って、縦横にブラシを動かしながら空気を抜き、ローラーを使って隅や角などあとあと浮いて来そうな部分をしっかりプレス。最後に壁紙を壁の大きさに合わせて綺麗にカットし、再度全体にしっかりとプレス。これを壁一面分6回ほど繰り返すのだ。
今回はバナナの葉の柄がプリントされた壁紙で、壁紙の切れ目がわからないように、1枚ずつ柄を合わせて貼っていくのは、慎重を要する作業だ。



「90度に出っ張った出角（でずみ）は壁紙を巻き込んで、90度に窪んだ入り角（いりずみ）は壁紙を切る。またスイッチプレートは一度カバーを外してからプレートの形に穴を開けると綺麗でできますよ」

一方、スツール作りも進んでいる。
 

「脚はSPF、あとは赤松を使っています。まずはノコギリで脚や横板の長さを合わせ、それぞれ木工用ボンドで仮組み。それぞれビスでしっかりと留めます」

 
皆さん慣れない手つきでノコギリとインパクトドライバーを駆使して組み上げる。最初は不慣れでも、コツを掴めばテキパキと作業できるようになるから不思議だ。木材を並べて座面を作り、上からビスで固定。女性ひとりでもじゅうぶん作れていた。

 
「天板に使うのは『足場板』です。工事現場などで使ったもので、ちょっと味が出ています。表面をサンダーやウォーターペーパーで削ると滑らかになり座り心地もいいですね。
ビスで留めるときは、いきなりインパクトドライバーでビスを入れると木が割れてしまうことがあるので、先に下穴をあけましょう」



天板に使う板を並べてビスで固定。補強した脚と合わせれば完成だ。いずれも見事な出来映え。購入するより遙かに安価なのは、まさにDIYの醍醐味といえる。

「壁紙は100点満点の出来映えです。やってみるとすごく簡単ですね」（参加女性）
「スツールはちょっとビスの位置がまばらですけど、これも味だと思います。自宅でも作ってみたいですね」（参加男性）

 
いずれも好評！そして最後に石坂さんの即興テーブル作りパフォーマンス。自分でやたからこそわかる、石坂さんの作業の神がかったスピード感に「おおおおッ」と歓声が上がる。



ちなみにこの日の模様は、以下の動画でもまとめているので、ぜひチェックしてほしい。DIYのテクニックを習得すると、ちょっとした修理や家具作りなどで、周囲から頼られること間違いなし。さらに何より、作業中はけっこう楽しいもの。独学でもできる内容なので、興味のある人、この週末に挑戦してみてはいかが？



ちなみの週末を充実させる「オーシャンズとレジャー」のイベントは、今後も毎月開催予定。9月24日（日）には、「スパイスカレー」の作り方をおいしく学ぶワークショップが開かれる。オッサンのスキルを楽しく磨くためにも、ぜひご注目いただきたい！