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看板娘、登場

「よろしくお願いします〜」。
こちらは都内の大学に通う菊池香那さん(22歳)。なぜ、サッカー場なのかというと、彼女はこのチームのインターンとして働いているのだ。
チーム名は「COEDO KAWAGOE F.C」。2020年に発足したばかりで、普段は川越市を拠点に活動している。
川越のシンボルは「小江戸」と呼ばれるレトロな町並み。
このチームが所属するのは川越市2部リーグだが、本気でJリーグ昇格を目指しているというからすごい。
果てしなく遠い道のりを乗り越えて、2030年までに昇格するのが目標。
さて、菊池さんとサッカーとのつながりを伺いましょう。
「幼稚園の頃からずっとサッカーをやっていて、小学校高学年からポジションはずっとゴールキーパーです。大学入学後には山梨県の女子サッカーリーグに所属する『FCふじざくら山梨』に入団しました」。
県の1部リーグで首位を独走する強豪チームだ。同時にフットサルも始める。
大学のフットサルチームでもゴールを守る。
「ゴールキーパーの醍醐味ですか? やはり、シュートを止めた時ですね。読みも多少はありますが、シュートを見てから反応して動くことが多いので、すぐ動けるように準備をしています。具体的には、重心の位置、姿勢、ポジショニングですね」。
菊池さんが試合中に見ている風景。
なお、「COEDO KAWAGOE F.C」では選手ではなくパートナーセールスとして活動している。要はスポンサーを増やす仕事だ。
「今は大学4年生で、実は大企業への就職先も決まっていたんですが、なんか違うなと思ってここのインターンに応募しました。社員兼選手の方にツイッターでDMを送ったら、『じゃあ来てみなよ』って(笑)。Jリーグ昇格を本気で目指すという姿勢にも惹かれました」。


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