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2021.10.20

初めの一歩で最先端! レクサス初PHEV「NX」の一足先行く機能と走り

レクサスのRXとUXの間に位置するミドルクラスのSUV「NX」がフルモデルチェンジした。
次世代レクサスの幕を開ける第1弾モデルと謳われ、レクサスブランドとしては初めてPHEV(プラグインハイブリッド)モデルが用意されたのだ。
レクサス NX
新型NX。従来型と比べて全長は+20mmの4660mm、全幅は+20mmの1865mm、全高は+15mmの1660mm。同じプラットフォームを使うトヨタ「ハリアー」とほぼ同じサイズ感。
前後モーター+大容量バッテリー+2.5LエンジンによるPHEVモデルは、モーターのみで約90km走行が可能。トータルの航続距離は1000km以上にもなる。
自宅に充電設備があれば、遠出をしない限り電気自動車として使えるので、キャンプに月1回、往復300km走ったとしても、毎日乗っても次に給油するのは約3カ月先!? なんてことになりそうだ。
PHEVのほかに、後モーター+2.5Lエンジンのハイブリッドモデルと、2.4Lターボモデル、2.5Lモデルが用意されている。いずれのモデルにも4WDがあり、ハイブリッドモデルと2.5LモデルはFFも選べる。
デジタル化も大きく進化している。
新型NXは縦列・並列駐車を車が自らやってくれるだけでなく、並列ならバック/前向駐車の両方をこなしてくれる有能ぶり。さらに専用アプリを使ってスマートフォンでも駐車できちゃう。「トランクから荷物を取り出したいだけ」なんて時も、スマートフォンからちょい前進/後進させることが可能だ。
当然スマホをデジタルキーとしても活用でき、家族や友人が運転する場合はスマートフォン間でデジタルキーを受け渡すだけだ。
ドアも電子制御式で、乗るときはドアノブを引くとスイッチオンで、降りる際はドア内側に備わるスイッチを押すだけなど、乗り込む時点から全員が“未来感”を味わえるだろう。
もちろん万が一に備えドアには物理的レバーも備わり、センサーで開ける際に接近車両があると警告してくれる。
音声認識機能も備わり、音声でエアコン等を操作可能。またヘッドアップディスプレイとステアリングスイッチが連携していて、運転中は前をみたまま各種操作をステアリング上で操作できる。
車の機能もスマートフォンのように自動アップデート。
ディーラーへ行かなくても、先進安全運転支援機能のバージョンアップや、メーターの表示内容や操作性が勝手に向上し、新機能が追加される。G-Link(レクサスのテレマティックスサービス)に入ればカーナビのマップも常に最新版だ。
そしてPHEVモデルのカーナビは「先読み機能」まで備わっている。
目的地を設定し、ルートが決まると、バッテリーの残量やルート上の道路情報などを分析し、その情報をもとに最も燃費効率の良い走り方(モーターのみかモーター+エンジンのハイブリッドにするか)を走る前に考えてくれるってわけ。こういう自分じゃなかなかできない計算をしてくれるのは非常にありがたい。
車内イルミネーションのカラーは64色。また車内の静粛性を高めるためにボディの隅々まで手が加えられている。


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