最近、H&M新宿店で買い物した人は、「ショッピングバッグの内側に何かある」と気づいたかもしれない。
それがこちら。中を覗いてみると……おやっ?
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実はこれ、分解すると“すごろく”になり、遊べる仕掛けになっている。
しかもその内容は、ファッションにおいてのサステイナブルや地球環境との関わりについて示すH&Mオリジナルの「サステナすごろく」だ。
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近年のH&Mのサステイナブルへの本気度はすごい。仕入先からの公正な取引から、製造、輸送や梱包にいたるまで……その取り組みの詳細は
こちらで紹介しているが、今回のすごろくももちろんその一環である。
廃棄物を減らす目的で2018年にショッピングバッグを紙製へと変更し、1枚につき20円と有料化。かつ2025年までにはすべての包装・パッケージをリユースやリサイクル、または堆肥化可能なものへの切り替える目標も掲げている。
新宿店では期間限定で展示も同時開催していた。サステナすごろくが内面に施されたショッピングバッグは新宿店のみの限定仕様だが、実はネット販売の梱包材であるダンボール箱にも使用されている。いずれも枚数に限りがあるので、配布上限に達したら終了となるそうだ。
ゲットできた人はボードゲームとして付属のサイコロを転がして楽しめるのだが、その内容が興味深い。
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「レモン汁を使って洗ったら、シミが取れて白いシャツがよみがえった。まだまだ着れそう!」という実用的な知恵もあれば、「ジーンズ1本の製造で、通常、約7600リットルもの水を消費……」という衝撃の事実も伝えてくれる。
遊びながら、一瞬でもハッと環境のことを思う、大きな気づきへのキッカケとなっているのだ。
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世界で5000店舗以上を構えるブランドの取り組みが与えるインパクトは大きい。が、同時に、消費者側の意識も変わらなければ、本当のサステイナブルは実現できない。
遊びの中にそんな気づきを含めたすごろくを作ったH&Mに拍手である。
「今、必要なものないけどちょっと気になる」とか、「子供と一緒に使ってみたい」という人は
特設サイトからすごろくがダウンロードできる。過剰な消費を煽らないスタンスにも共感だ。
[問い合わせ]H&Mカスタマーサービス0120-866-201https://hm-alwaysbeconscious.com/ja_jp/