今、アメリカで人気のアウトドアキットがある。
それが、 ユニークな障害物に捕まって綱渡りする「ニンジャライン」。子供だけでなく大人も虜になる人続出なのだそう。
構造は簡単。木と木の間にスラックラインを張り、手を掛ける吊り輪など7つのパーツを自由に組み合わせて、自分だけのアスレチックを作るだけ。
適度な広さと直径30cm以上の健康な樹木を見つければ設置が可能だ。
スラックラインの長さは9メートルほどあり、14カ所にパーツが取り付けられるようになっている。
つまり、パーツの順番や間隔の空け方、そしてスラックラインの長さや高低差などで、遊び方は無限に広がるというワケ。
あれこれ難易度を考えながらパーツをスラックラインに取り付けるのも楽しい作業だ。
面白そうだけどスラックラインの設置が難しいのでは? そんな心配はご無用!
“設置用ラチェット”と呼ばれる調整金具がスラックラインの長さを調整してくれるから、いとも簡単に強靭な張り感を作り出すことができる。
設置時間は慣れれば10分程度だろう。
設置完了したら、まずはぶら下がってみよう。鉄の棒で固定されているわけでないので当然、上下や左右に揺れたり弾んだりするのだか、実はそこが肝だったりする。
ぶら下がるために必要な手や指の力はもちろん、不安定な体勢をコントロールしながら移動するため、遊びのなかで体幹やバランス能力が養われていくのだ。
さらには、ゆらゆら揺れる感覚、回転、逆さになるなど、平衡感覚を鍛えることも。しかも、パーツごとに持ち方や力のかけ方が違うので、頭を使ってさまざまな工夫ができるのも面白い。
結果、楽しく遊びながら基礎運動能力を高めることができるし、脳トレにもなって一石二鳥?
全身運動に最適な「ニンジャライン」は子供ウケ抜群の遊びツールだが、コレ、大人だって本気になってしまいそうだ。
[問い合わせ]エルビーシー
https://slackers.jp/ 大嶋律子(ジラフ)=文