看板娘、登場

こちら、莉菜さん（26歳）。中学時代から茶道部に所属し、母とともに開いたこのカフェで茶道の魅力を伝えようと茶室を構えた。

すごい。莉菜さんに茶道の奥深さについて聞いてみた。
「やればやるほど新しい発見がありますね。器ひとつ取っても、どういう人が作って、どういう思いでここに来ているという一連の流れがあって。それを置く所作も丁寧に相手のことを思うおもてなしの文化がすごいなと思います」。
「茶道の中で好きな所作ですか？ お客さんに出す瞬間の『そっ』という感じでしょうか。お客さんも出されて背筋がピンと伸びるというか」。
店の脇には川のせせらぎ。最高のテラス席がある。

「本格抹茶」（550円）、「和菓子」（550円）、「高尾バーガー」（1430円）が揃った。莉菜さんが点てた抹茶はまさに”本格的”な味わい。本場アメリカ流のグルメバーガーは、モチモチのバンズで絶品の具材を挟んでいる。