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【写真19点】「キャンプを楽しむトヨタ・プリウス」の詳細写真をチェック

“映え”ではなく、純粋にキャンプを楽しみたい

有馬さんにとって、愛車プリウスはザックだ。

「街でもキャンプ地でも、いろんなところへ気を使わずに使えます。大き過ぎず小さ過ぎず、重過ぎず軽過ぎす、丁度いいザックみたいな車です」。

プリウス以前、有馬さんの生活に車は必要なかった。「10代の頃に、角張った日産セドリックを買ったことはあります。仲間も同じような車に乗っていたし、そういうのにみんなが憧れていた時代でしたよね」。
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しかし20歳になって就職で埼玉県所沢市にやってきてから車を手放した。車がなくても問題なく暮らしていけたからだ。

その後結婚して、子供が生まれ、独立した7年前にこのプリウスを購入した。

「子供が生まれたことで、買い物とかに車があったほうが便利だなと思ってプリウスを選びました。理由は…… まあいちばん売れてる車なら、間違いないだろうっていう単純な理由です(笑)」。
プリウスを買ってからほどなくして、有馬さんはキャンプへ行くようになる。

中古で200万円くらいで購入。購入時の走行距離は3万km後半だったが、今ちょうど5万9000km。


「業界内の交流のような形でキャンプに参加したのがきっかけで、どんどんハマっていきました。ひと昔前なら交流のための遊びといえばゴルフなどなんでしょうが、僕らの世代はキャンプなんです」。

もちろんそのときも、そして今でもキャンプへはプリウスで出掛ける。周りから「なんでプリウス?」と言われたが、「キャンプは“映え”のためじゃなくて、現地で楽しい体験をするために行くわけですから」。

だから見た目が“映える”車は必要ない。

キャンプ道具一式を揃えて以降、同じギアでもより軽量なものやコンパクトなもの、先輩たちから勧められたものなど、“体験”のための道具にお金を使うようになった。

「キャンプって超贅沢な“おままごと”ですよね」。


あっという間にプリウスのラゲッジは一杯になったが、ギアのコンパクト化などでしばらくは何とかなった。しかしさすがに家族4人でキャンプへ出掛けようとすると、バックミラーで後ろを確認しずらくなってきた。

ルーフキャリアに載せる荷物は、基本濡れてもいいやつを。寝袋などは車内へ。


そこで有馬さんはルーフキャリアを購入した。もっとラゲッジの広い車を購入する選択肢もあっただろうに「車を変えるとなれば最低でも数十万でしょ? でもキャリアなら数万円で済むじゃないですか(笑)」。

そう、お金をかけるのはあくまでキャンプでの“体験”のためなのだ。



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