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愛車をきっかけに家も購入!?

納車されて間もなく1年。3万kmだったデリカの走行距離はすぐに1万kmプラスされた。「この車が走れない道なんて、本当にないんじゃないかな」。



朝霧ジャンボリーやふもとっぱらなど行き慣れたキャンプ場も増えた。「もっといろんなところへ、息子を連れていきたいし、自分も行ってみたい」。

近々、関西在住の友人とも、お互いの中間地点でキャンプへ行く計画があり、それが決まればデリカで最も遠出することになりそうだ。

これもまた「山﨑さん、キャンプするの? じゃあ今度一緒に行こうよ」がきっかけだったそう。

リアシートのモニターも購入時に付いていた。これで移動中の子供も静かに。


ひとり息子の相棒として愛犬「てん」も加わった。ジャックラッセルテリアの11カ月の男の子。キャンプ場では、息子はリードを手に、“弟”のてんと一緒に駆け回っている。



今後デリカから乗り換えるとしたら?と聞いてみたが「まだ買って1年も経っていませんからねぇ」と笑われた。

そうだった。あまりにもいろんなことが起こっているから、話を聞いていても購入してから随分時間が経ったと勘違いしてしまった。

わずか1年足らずで、仕事ばかりの毎日から、月2回はキャンプで遊ぶようになり、交友関係が飛躍的に広がって、子供は自然の中を愛犬とともに走り回るようになり……「あ、あと家も買いました」。え?



デリカになって荷物がたくさん載るようになったこともあり、キャンプ道具をたくさん揃えるようになった。しかしずっとデリカに載せておくわけにはいかず、かといってそれまでの賃貸の家に収まりきらなくなってきた。

「最初は倉庫とかを探そうと思ったのですが、だったらいっそのこと、家を買っちゃおうと」今年5月から新居に住み始めた。ガレージ付きの一戸建て。一部屋はキャンプ道具部屋になっている。



仕事一色だった30代を経て、デリカが来てから怒濤の約1年間。

山﨑さんがデリカと共に過ごす40代は、きっとさまざまな思い出に彩られていくのだろう。



鳥居健次郎=写真 籠島康弘=取材・文

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