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[番外編]過去に心酔したシューズと今気になるシューズ

“ハイスペック&ハイデザイン”で選んでもらった3足はワードローブの中のごく一部。「それだけじゃもったいない!」ということで、牧野さんが過去に心酔したシューズと今気になるシューズを追加で教えてもらおう。
 

[心酔したシューズ]
ホカ オネオネ「スティンソン ライト」


ここ数年で一気に市民権を得た“厚底シューズ”だが、そのパイオニア的ブランドがホカ オネオネである。
「これは、ホカが日本市場に本格参入する前のモデルで、確か2016年にゲットしました。現行モデルよりも分厚くてデカイのがお気に入りです」。

ホカ オネオネの最大の特徴は、牧野さんも触れたミッドソールの分厚さ。柔らかいクッショニングが着地の衝撃を吸収し、足の疲れを軽減してくれる。
「このルックスからは想像もできない軽さに当時は衝撃を受けました。足が疲れにくいので、長い距離を走るときのお供はコレと決めていましたね」。

いまのホカ オネオネでは滅多に見ない、うるさめのデザインも牧野さんのハートを鷲掴んだ理由だ。
「現在は、トレーニング用としての役目を終え、ファッション用として大切に履いています」。
 

[今気になるシューズ]
アディダス「アディゼロ プライム X」


牧野さんが今もっとも注目しているのは、“型破り”なシューズである。
「公式レースで使えるソールの厚さ(40mm以内)を完全無視した50mmの超厚底モデルです。世界陸連による規定改正後は、どのメーカーも“規定内”のシューズをリリースしてきましたが、ワールドブランドのアディダスが見事にルールを破ってくれました」。
アディダスがテクノロジーの限界を追求したコンセプトモデル。5本指カーボンの「エナジーロッド」とそれに連動する3本ラインのカーボンバー「エナジーブレード」を搭載している。
公式レースで記録を出したとしても、正式には認められない。しかし、「それでも構わない」と牧野さんは話す。
「プロの選手だと死活問題ですが、僕のような一般ランナーからしたら、速いもん勝ちじゃね?という気持ちもあります(笑)。子供の頃はミニ四駆のハイパーダッシュモーターが公式戦で使用禁止になりましたが、コースすら持っていない田舎のガキにとっては、廊下の直線で速いヤツが一番でしたしね」。
発売前にトライする機会があったというが、履き心地も格別だったとか。
「走りもファンタスティ〜ック!で子供の頃のワクワク感を思い出させてくれるシューズでしたね」。

牧野さんのコレクションを見ていると、ランシュー選びがとても楽しく思えてくる。ハイデザインかつハイスペックな一足を見つけて、ランニングライフを充実させようじゃないか!


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