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■中国専用なんてもったいない!

「ID.6X」(写真右)と「ID.6 CROZZ」(写真左)。中国の販売網に合わせて2種類が用意されたようだ。

フォルクスワーゲン ID.6X/ID.6 CROZZ

フォルクスワーゲンの電気自動車「ID.」シリーズ。全長約4600mmのSUV「ID.3」や、そのクーペルック版「ID.4」はすでにヨーロッパなどで納車が始まっている。
上海モーターショーでは、シリーズ初となる3列シートを備えたSUV「ID.6X」「ID.6 CROZZ」の2台が披露された。2台はデザインのディテールが違う程度で、基本は同じ車だ。

先行しているID.3やID.4と同じプラットフォームを用い、ホイールベースを伸ばして3列シートを備えたSUVで、全長は約4900mmとホンダの「オデッセイ」なみ。航続可能距離は580km(中国NEDCモード)としている。

中国市場に向けて開発されたモデルのため日本には導入されない可能性があるが、このサイズ感で、しかもこれだけ距離の走れる電気自動車なら、日本にも是非導入してほしい。
 

■今秋から日本でも納車開始

中国版ではアップルやグーグルだけでなく、テンセントのアプリとの連携も。中国で大人気のメッセンジャーアプリ「WeChat」にも対応する。

BMW iX

BMWが初めて手掛けた電気自動車SUV。日本でも2020年12月から予約注文が始まり、納車は2021年秋とされているが、まだ実車は見ることができない。
そんな中、先日の上海モーターショーでは、世界で初めて実車が公開された。

サイズのスペックは不明だが、日本で販売される予定のiXは「X5の全長及び全幅、X6の全高、X7のホイールベース」と言われているから、全長5m近くの、日本では大型のSUVであることはわかる。
駆動方式は4WDのみで、航続可能距離は600kmとロングドライブもこなせるうえ、0-100km/h加速は5秒未満と、やはりBMWらしく走りを楽しめるSUVのようだ。

上記に加えて上海モーターショーで紹介されたのは、日本仕様よりもモーターの出力を抑え(0-100km/h加速は6秒強)、代わりに航続可能距離を1000km超としたモデルもあるということ。この長距離バージョンもぜひ日本に導入してほしい。


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