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■ハイブリッドでも変わらぬ咆哮

ハイブリッドと組み合わされるエンジンは2Lのガソリンエンジン。このため既存のレヴァンテよりも車重が軽く、コーナリングの良さが期待できる。0-100km/h加速が6秒となかなかの俊足。

マセラティ レヴァンテ ハイブリッド

イタリアの高級スポーツメーカー、マセラティが、ついにブランド初となるハイブリッドSUVを上海モーターショーで披露した。
ハイブリッド化されたのは、ブランド初のSUVとして2016年から販売されている「レヴァンテ」だ。

ただしハイブリッドとはいっても、発進時や加速時をモーターがサポートするマイルドハイブリッドシステムで「マセラティ特有の咆哮を再現した」としている。
日本でのレヴァンテは、フェラーリと共同開発したV6とV8ガソリンエンジン、同じフィアットグループ内のディーゼルエンジン専業会社と開発したディーゼルエンジンを用意。その「咆哮」への拘りは並々ならないものが窺える。

ディーゼルモデルは2021年2月に「ファイナルエディション」が販売されたことから、ラインナップから外れることが予想される。これは低速トルクと燃費の良さというディーゼルのメリットと、マイルドハイブリッドの特徴が重なるためだろう。
つまり日本にもディーゼルモデルと入れ替わりに、レヴァンテ ハイブリッドがやって来る!? 進化したマセラティの咆哮が聞ける日を、心待ちにしたい。
 
籠島康弘=文


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