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2021.05.02

ゴルフのカントリー&カブリオ。やっぱり最高&乗るなら今しかない?

“じゃないほう”って、普通は地味で目立たないのだが、フォルクスワーゲンの人気車種「ゴルフII」の“じゃないほう”には、本命を押しのける勢いでしっかり目立つ2モデルが存在する。
ゴルフIIのシンプルでスタイリッシュなボディを備えているのに、しっかりそれぞれ個性派の“じゃないほう”を、日本唯一(?)のゴルフⅡ専門店、スピニングガレージで発見したぞ!
 

■本格SUVだぞ、ゴルフカントリー!

1983年〜1991年まで製造されたフォルクスワーゲンのゴルフII。その末期となる1990年に開発されたのが、ゴルフ初のSUVとなるゴルフカントリーだ。
シュッとしたゴルフIIの地上高をちょい上げて、ワイルドな見た目にしたゴルフカントリー。今どきのマッドテレインタイヤを履かせてもサマになりそうなのは、ベースのゴルフII自体のシンプルなデザインゆえか。
メルセデス・ベンツとゲレンデヴァーゲンを一緒に開発した、シュタイア・ダイムラー・プフ社が携わったこともあり、なかなかの本格派。
適切な駆動力を前後に配分してくれるフルタイム4WDシステムが搭載され、最低地上高は高められ、悪路で腹を打ったとしても動けるように、エンジン下やリアの駆動系周りを補強する処置が施されるなど、なんちゃってじゃない本格アウトドア仕様なのだ。
フロントにグリルガード、リアにはスイングアームフレームに備えられたスペアタイヤ&ホイールが備わる。当時のSUVはゲレンデヴァーゲンをはじめ背面にタイヤを背負うのが定番だった。
そもそもレアなゴルフカントリー、開発されたのがゴルフII製造末期で、日本にはわずかに110台しか輸入されなかった。
しかもスズキジムニーのような副変速機が必要な4WDと違って扱いやすかったため、稀少なモデルだが雪国などでガシガシ走り込み走行距離もかなり長い個体が多いという。
だから、わずか3.9万kmという奇跡的な走行距離を示している写真の一台は、599万円というプライスタグが掲げられたにもかかわらず、あっさりと売れてしまった。
エンジンルーム下に見える強固なスキップガードが、障害物などからエンジンなどを守る。
次にいつ中古車市場へ現れるのかまったく予想がつかないゴルフカントリー、気になる方は見つけたら迷わずゲットが正解だろう。


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