看板娘、登場
「お待たせしました〜」。こちらは、舞台役者の星 秀美さん(29歳)。店には女性経営者やエンタメ関係者が日替わりママとして立つ。
さて、フードはぜひ「特製おむすび」を食べたい。梅と高菜にしよう(各350円)。米は魚沼産のコシヒカリ。さらに、「焼きばら海苔のお味噌汁」(250円)も注文。これに1000円のチャージがかかるが、いずれにせよスナックとしてはかなり良心的な価格設定だ。
米は魚沼産のコシヒカリを使用。とはいえ、特別におむすびを推しているわけではないので、いろんなメニューをお試しくださいとのこと。
国産のウォッカはまろやかな飲み口。
厳選した国産米100%使用しており、ほのかな甘みが特徴。味噌汁にたっぷりと入っている海苔は伊勢湾産の高級品だった。
いいですねえ。さて、秀美さん、本日の着物について解説をお願いします。
よく見るとアグレッシブなコーディネイト。「着物とベルトは演劇人フリマで買ったものです。たしか、それぞれ1000円ぐらい。今は3、4着持っています。これ、かわいいかなと思って。ピンクが好きなので。インナーは古着のブラウスで靴はしまむらなので、全身の総額は8000円とかです(笑)」。
秀美さんは東京・葛飾区で生まれ育った。
「小学生の頃は国語が大好きで、勝手に後ろのほうのページを読み進めていました。あとは、教科書に少女漫画のキャラクターを落書きしたり。当時は『ちゃお』を愛読していて、とくに『きらきら☆迷宮』がお気に入りでしたね」。
高校では演劇部に所属し、ここで役者になりたいという思いを強く抱くようになったという。大学卒業後も就職はせず、アルバイトをしながら役者活動を続ける。
「アルバイト遍歴は、マック、居酒屋、携帯のキャンペーンガールとか。アキバのメイド喫茶でも1年間だけ働きました。ゆるいお店で、すごい楽しかった。毎日来てくれるご主人様も誰推しとかじゃなくて箱推しなんです(笑)」。
右端が秀美さん。現在は、演劇の脚本を「誰でも」「声に出して」読める読み合わせカフェの店長という顔も持つ。おもに都内のカフェで不定期営業中だそうだ。
5月末には新潟での開催も決まっている(実施するか否かはコロナ次第)。自身の劇団を主宰し、演出家でもあるマスターの遠藤隆之介さんとは演劇つながりで交流が生まれた。
「星さんのいいところですか? 明るくて人懐こい。一方で、作品に対しては非常に真摯でストイックな面もあります。あと、演劇界隈では星さんのファンによるコミュニティができていますね(笑)」。
劇団「ファルスシアター」を主宰する遠藤さん。 3/3