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ここで、「今日が誕生日」だという男性客が来店した。秀美さんの顔がパッと華やぐ。男性が言う。
「もちろん、星さん推しです。5、6年前に舞台で知って以降、ほとんどの演目を観ています。星さんが出るお芝居は全部面白いから。あとは芯がしっかりしていて、イベントの企画とか、こういうのやりたいなと思ったら、大体実行に移していますね」。
「星さん、なんか飲みますか?」「ええ〜、いいんですかぁ?」というやり取りを経てクラフトビールで彼の誕生日を祝うことになった。普通は逆だが、ここはスナック。それでいいのだ。
「乾杯! 誕生日おめでとうございま〜す」。
こちらも楽しくなってきた。国産ウイスキーの「保之助」のソーダ割りをください。お値段1200円。
国内で唯一の「お米」のウイスキーだ。
酔いがやさしく回ってきた。先日作ったというパフェの写真を見せてもらったところで、お会計をしよう。
かなりシンプルなパフェである。
知り合いで賑わう店内で楽しそうに笑う秀美さん。店の外までお見送りをしてくれました。
「また来てくださいね〜」。
なお、7月7日(水)〜11日(日)には王子小劇場で『誰か決めて』という公演を控えている。がんばってください。
最後に読者へのメッセージです。
緊急事態宣言が解除されたら、また遊びに行きますね。
 
【取材協力】
おむすびスナック神泉
住所:目黒区青葉台4-5-1 Cote de Tokyo 101
https://www.instagram.com/omusubisnack
「看板娘という名の愉悦」Vol.148
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
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石原たきび=取材・文

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