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伝説のはじまり。ユースケ&マーシー企画誕生の瞬間

編集部 そして、運命の2012年6月号。平山祐介と三浦理志を主役に据えた、「街男ユースケ&海男マーシーの休日“ラク楽”スタイル」特集。オーシャンズの“名物企画”が誕生した瞬間です
初めてのユースケ&マーシー企画。
ユースケ 僕らを起用したこの「ユースケ&マーシー」企画は、本当に嬉しかった。パリ・ミラノでランウェイを歩いた経験を踏まえた「モードな服好き」や、実際に趣味で乗っている「バイク好き」、ほかには「筋トレ」「空手」「読書」……平山祐介というパーソナリティを活かしてユースケという人物像を作り込んでいく。そんなふうにモデルを起用してくれるところにこのうえないやりがいを感じていました。
ユースケ&マーシーの初代
あくまでフィクションの企画なので、苗字は平山川に。
マーシー ユースケ同様、湘南ローカル、子供の頃からサーフィンばかりしてきたというバックグラウンドを「海男(うみおとこ)」という言葉で表現してもらったのも、この企画がきっかけでしたね。
マーシーは、三浦ではなく二浦田。ほかにもいろんなバリエーションがある。
ユースケ そうだよね、パーソナルな部分を出すことってなかったからね。
マーシー うん。東京には仕事で行くだけという生活を送っていた僕にとっては、いわゆるサーファースタイルが等身大でした。オーシャンズはそこに光を当てて、マーシーという人物像を作り込んでくれた。本来自分とは異なる何かを演じるのがモデルなのに、オーシャンズの撮影では自分らしくいてもいい。肩の荷を下ろしてカメラの前に立てる感覚でした。
編集部 ユースケ&マーシーの人物像を作って企画に落とし込むので、まずは2人のことを徹底的に知ることから始まりましたもんね。最初の頃は事前取材してから企画を進行した記憶があります(遠い目)。
ユースケマーシー やったねー!
編集部 そして、行きつけのサーフショップや空手道場での撮影、愛用のサーフボードや愛車のバイクを撮影小道具としてお借りしたりと、とにかく毎回2人の全面的なサポートのもと特集を作りました(再び遠い目)。さて、最初のユースケ&マーシー企画を持って記念撮影しましょう!
編集部の書庫にてパシャリ!
 

看板モデルが10年間我慢したオーシャンズの迷惑行為発覚!?

ユースケ でもさ……。
マーシー ?
ユースケ この「ユースケ&マーシー」企画を重ねていくうちに、僕も周囲から大きな反響をいただくようになったんです。本当にありがたいことでした。だからこそ、僕らも編集部の熱量に応えたいと全身全霊で協力してきました。でも……。
マーシー でも?
ユースケ 非常にお伝えしづらいのですが……オーシャンズ編集部にはこの場を借りて、ひと言だけ物申しておきたいことがあるんです。
編集部 え!? 物申すだなんて物騒な! 突然何ですか? 
次回へつづく。
 
安部 毅=取材・文


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