OCEANS

SHARE

エイジングによる個体差が魅力のヴィンテージ

「ゼニス アイコン」として選ばれた貴重なヴィンテージウォッチの一部を紹介していこう。
趣深い文字盤が楽しめる1本。「A385」SSケース、37mm径、自動巻き。161万5000円/ゼニス 03-3575-5861
1本目は「A385」初代オリジナル。今年登場した復刻(写真下)と比較すると……。
こちらが「A385」の復刻。再現性がめちゃくちゃ高い。「クロノマスター リバイバル A385」SSケース、37mm径、自動巻き。93万5000円/ゼニス 03-3575-5861
焼けたブラウンのダイヤルが風格たっぷり。ヴィンテージ特有のエイジングによって魅力が増している。この個体は「エル・プリメロ」が誕生した1969~1971年頃に製造されたものだという。

37mmのケース径は昨今の小径モデルのトレンドにもフィットするのが嬉しい。
 
次に紹介するのは、同年代に製造された「A386」。主な特徴として挙がるのは、38mm径のラウンド型ケースに備わる、トーンが異なる3つのサブダイヤルだ。
人気・稀少性ともに高い貴重なファーストモデル。3つのインダイヤルの色が特徴。本記事の一番上の写真は、こちらである。「A386」SSケース、38mm径、自動巻き。323万5000円/ゼニス 03-3575-5861
ちなみに復刻モデル(写真下)では、ダイヤルに「A386」のプロトタイプから踏襲したブルーグラデーションを取り入れている。
2021年4月1日に開設された公式ECの限定モデル。「クロノマスター リバイバル マニュファクチュール エディション」SSケース、38mm径、自動巻き。103万4000円/ゼニス 03-3575-5861
このブルーグラデーションは、ゼニス社の時計職人シャルル・ベルモが屋根裏に隠していた文字盤へのオマージュとのこと。こういうストーリーもたまらない。
 
村田さんは「ゼニス アイコン」の展開に早くも手応えを感じているという。
「ヴィンテージを扱うことで、いい相乗効果が生まれているんですよね。たとえば、こうやって見比べていただいくこともできますし、『エル・プリメロ』の歴史的な背景を説明することでブランドへの理解を深めていただけますし。
在庫は非常に少ないのですが、いい個体が見つかり次第、今後も入荷する予定です」。
時代を超えて愛される「エル・プリメロ」の世界に浸れるヴィンテージウォッチ。実際に手にとるとわかる唯一無二の味わいをぜひブティックで体験してほしい。

ゼニス ブティック銀座
東京都中央区銀座6-7-16

03-3575-5861

営業:12:00~20:00(日曜11:00~19:00)
第2水曜定休


www.zenith-watches.com/ja_jp
 
【問い合わせ】
ゼニス 03-3575-5861
 
 
鳥居健次郎=写真 戸叶庸之=編集・文


SHARE

次の記事を読み込んでいます。