OCEANS

SHARE

  1. トップ
  2. あそぶ
  3. 31年ぶりに拝顔。650万個を売った昭和の大ヒット作が令和にまさかの復活

2021.02.08

あそぶ

31年ぶりに拝顔。650万個を売った昭和の大ヒット作が令和にまさかの復活

1980年代の流行と聞いて思い出すことは?
ファッションなら、ギャルソンやヨウジヤマモトといったDCブランドブーム、音楽だとマイケル・ジャクソンやマドンナが活躍したMTVとか。そういえば“なめ猫”もあったしファミコンの世界的ヒットも80年代だっけ。
とまぁ、数えればキリがないけど、実は、文具界にも大きなブームがあった。じゃーん。
「チームデミ」という名前を知らなくても、「見たことある!」って人は多いはず。こちらは当時のモデル。
コレを見て40歳以上の男性はピンと来た人もいるはず。1984年に発売され、累計650万個ものウルトラヒットを記録した文具セット「チームデミ」である。
ハサミ、カッター、のり、メジャー、ホッチキス、テープ、定規。これらがひとつの専用ケースに入った文具セットは、片手で持てるコンパクトサイズ。その愛らしいフォルムが、まずは世の女性を虜にし、最終的には社会現象レベルまで広まったというワケだ。
その後はブームの終焉とともに1989年に販売を終了。そして、長〜い冬眠期間を経て、昨年31年ぶりの復活を遂げたのである。
H3.5×W12.4×D8.5cm 全4色 6000円/チームデミ(プラス 0120-000-007)
こちらが新生チームデミだが、当時のモデルと比較すると、より洗練された印象を受ける。
モノが溢れる今だからこそ、実用性だけじゃなく、所持することのうれしさや使うときの高揚感を当時のように届けたい……そんな想いで、プロダクトデザイナーの深澤直人氏によるデザインのもと、今回のリニューアルを実現させたという。
テイストを統一するため、道具のほとんどは自社工場で生産。金型作りから仕上げまで妥協なし。
アップデートした点は主にふたつ。まずは、デザインだ。
当時の「チームデミ」の印象は変えずに、よりスマートに。収納している文具の表面がフラットになるようにして、上蓋と下蓋をそれぞれ分けて使えるようにした。
また、深澤氏が「道具をはめるときの吸い込まれていくような感覚を大切にした」という使い心地もポイント。それぞれの収納場所には磁石を内蔵しているので、文具が吸い込まれるようにピッタリと収まるのだ。
新生チームデミは、新たにSIMカード交換用のピンも仲間入り。
もうひとつは、それぞれの使いやすさだ。
例えば、定規は片側を金属板に変えることで、カッター定規としても使えるように。さらに、ホッチキスは親指の長さほどのミニサイズにもかかわらず、最大10枚の紙を綴じるだけのパワーがある。
ほかにも、メンディングテープに文字が書き込めたり、液体のりがシワになりにくいなど、中身はしっかり令和仕様だ。
ハサミは、切れ味に優れたベルヌーイカーブ刃を採用。のりやテープなどの消耗品は別途購入できる。
デジタル化が進んだことで文具の存在意義は薄れてしまった? いやいや。「チームデミ」を手にしたときの充足感を味わえば、効率だけがすべてではないことを思い出すはずだ。
 
[問い合わせ]
プラス
0120-000-007
https://bungu.plus.co.jp/team-demi/


SHARE

次の記事を読み込んでいます。