④「ファースト」よりも“前”のGジャンも発見!
こちらは、1880年に登場したリーバイスの元祖デニムジャケットを再現したモデル。
無駄を削ぎ落としたシンプルな姿や、うっすら白い部分が浮き上がった色ムラのあるスラブ調の生地感はどこか懐かしさを覚える。
それでいて、Gジャンでありながらまるでシャツのような軽やかな着心地。たっぷりとった身幅やアームの太さもどこかモダンな印象を受ける。クタッとした生地感は、アウターとしてもインナーとしても存分に活躍してくれそうだ。
⑤“青タブのリーバイス”の「セカンド」にも注目!
リーバイスの歴史を支えてきたのは、紛れもなくそれを作り続けてきた職人たちである。そのクラフツマンシップに敬意を表し、優れた技術とこだわりの素材を余すことなく駆使して仕上げたラインが「リーバイス メイドアンドクラフテッド」、通称「青タブのリーバイス」だ。
そのプレミアムラインの注目株もまた、ベースは“セカンド”である。
シンメトリーなポケットや前立てのプリーツなど、“セカンド”を元にした佇まいながら、身頃に適度なゆとりを持たせ、着丈をやや長めに設定した現代的フィット。自然な色落ち具合やダメージは、長く古着と触れ合ってきた本物を知る大人たちの琴線に触れる。
ポケット口にさりげなく刺繍したモチーフもまたアクセントにいいね。
今季も豊富にラインナップするリーバイスのGジャン。今の着こなしにハマるだけでなく、当時のテンションも思い出させてくれるのがまたたまらない。今年の春も、守備範囲の広いGジャンにあやかろうじゃないの。
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上に戻る 佐藤 裕=写真 菊地 亮=取材・文