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『
腸がすべて:世界中で話題! アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』(フランク・ラポルト=アダムスキー 著、澤田幸男 監修、森 敦子 訳、東洋経済新報社)の著者は、世界的に知られる自然療法士、オステオパシスト。
高校時代からプロのアスリートを目指していたものの、「ショイエルマン病」という脊髄が硬化する病にかかったためにやむなく断念。しかし、そののち「自分の人生には別の新たな可能性があるはずだ」と前向きに考えられるようになり、「運動療法」を学びはじめた。
その結果、行き着いたのが「オステオパシー」(人間の自然治癒力を最大限に活かそうとする医学)。そこから人間の体全体の働きに興味を持ち、やがて「アダムスキー式腸活法」の基本を構築したのである。
「腸の流れ」によって決まる
背中にかかわることだけでなく、偏頭痛、血行不良、肥満、不眠など、あげればきりがない体の機能不全のほとんどが、“たったひとつ”の基本的な要素、すなわち「腸の流れ」によって決まるという考え方にたどり着いたのです。(「はじめに……世界中で支持され続ける『アダムスキー式・最強の腸活法』誕生秘話」より)
そんな「アダムスキー式腸活法」の根幹をなすのは、口から取り込んだ食べ物が腸に下りてくる「速さ」がカギだという考え方。
つまり食品を腸に「下りてくるのが速い食品(ファスト)」と「下りてくるのが遅い食品(スロー)」に分け、そこから食べ物を正しく学ぶ方法、そして腸に負担をかけない、腸を詰まらせない食事のとり方を学ぶものなのである。
いたってシンプルではあるが、いわゆる「食べ合わせの悪いもの」がこれにあたると表現すれば、それが理にかなっていることであると理解しやすいかもしれない。
日本でも「ウナギと梅干」「カニと柿」などの食べ合わせが悪いという言い伝えがあるが、そこには根拠がある。食べ物の組み合わせを間違えると、腸内で発酵や腐敗が繰り返されるため毒素が生じてしまうのだ。
腸の流れが極端に遅くなるということは、食べたものが腐敗し、消化管の壁に漆喰のようにへばりつく時間が長くなるということ。消化管に着目した包括的な健康法である「アダムスキー式腸活法」は、そうしたダメージを避ける簡単な方法だということである。
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