「カラダのメンテナン酒」とは……
今年になって、ヤケに目にするようになった“微アルコール”。アルコール度数を1度以下に抑えた新ジャンルで、“微アル”との略称ですでに広く浸透し始めている。
微アルのビールは、通常のビールと同じ醸造過程で作られたあとにアルコール分を取り除く、あるいは、途中でアルコール度数が上昇しないよう発酵をストップする、という製法で作られるため、ビールの醍醐味である旨味やコクが損なわれないと評判だ。
しかも、
ビール好きで知られる医師・大川章裕さんによると、抜群の健康効果をもたらす可能性もあるのだという。要するに、「アルコールの弊害を(ほとんど)気にしなくていいぶん、ビールの持つ健康効果だけを享受することができる」というワケだ。
より詳しい話を聞くため大川医師を訪ねた。
大川医師の著書『ビール健康法』話を聞いた人はこの人!
大川章裕●医学博士。慶和病院院長。専門は脊椎外科。医療連携・地域医療を重点的に行い、腰痛や高齢者医療についての講演も多数。海外文献にも豊富な知見をもち、イギリスで進むビールの健康効果に関する研究に注目。予防医学や健康に貢献するとして情報公開を積極的に進める。さまざまなクラフトビールを試すのが趣味。 2/3