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2020.12.14

時計

藤原ヒロシ×ブルガリ。ラグジュアリーとストリートのエッセンスを持つ腕時計

「何を身に着けてもその人らしい」。それがスタイルある男というものかもしれない。僕らが若い頃からストリートのアイコンであり続ける藤原ヒロシさんもそのひとり。
ブルガリとコラボしたこの特別な一本にも、やはり「らしさ」が滲み出ていると思う。
 

スタイルを作り上げた男・藤原ヒロシと腕時計

 ブルガリ/フラグメント×ブルガリ ブルガリ・ブルガリ 日本限定モデル
日本限定250本。SSケース、41mm径、自動巻き。50万円/ブルガリ(ブルガリ ジャパン 03-6362-0100)
BVLGARI
ブルガリ/フラグメント×ブルガリ ブルガリ・ブルガリ 日本限定モデル
サンドブラスト加工を施したケースのベゼル部分は、「ブルガリ・ブルガリ」伝統のデザインを継承。ただし“BVLGARI”がふたつではなく、“BVLGARI”と“FRGMT”の刻印となる。ケースバックはスケルトン仕様で、自社製自動巻きムーブメント「キャリバーBVL 191」を搭載。付け替え用のブラックのNATOベルトも付属する。
1977年に発表された、ブルガリのエレガンスを象徴する腕時計「ブルガリ・ブルガリ」。しかしこの日本限定モデルからは、明らかにストリートの匂いが漂っている。そう、あの藤原ヒロシさんとのコラボレーションモデルなのである。
「もともとのきらびやかなイメージとストリートのイメージを、50:50でうまく落とし込めました。いいモノができたなあ、と思っています」。
メタルパーツは精悍なガンメタリックカラー。男らしいNATOベルトも見事なマッチングだ。
「最初はミルスペックを持っているフェニックス社の薄いNATOベルトを使おうと考えていました。でも、サンプルで上がってきたブルガリのこの適度な厚みのベルトを見て、思い直したんです。このほうが時計のラグやパーツとマッチしていて、いいんじゃないかと。こういう点は僕からは出ないアイデア。コラボの意味がありますよね」。
ダイヤルは黒でインデックスなし。シンプルを極めたこのデザインにも、何か意味があるのだろうか。
藤原ヒロシさん●1964年、三重県生まれ。フラグメントデザイン主宰。’80年代よりファッション、カルチャーシーンで独自の存在感を発揮し続ける、唯一無二のアイコンだ。またミュージシャンとしても豊富なキャリアを持つ。
「これはね、実はいろいろやってみたんです。でもベゼルにブランド名が刻印されていますし、結局この形がシンプルできれいだなと(笑)」。
この日の藤原さんのようなデニムの着こなしにはもちろん、ジャケット&スラックスのきれいめな装いにも合いそうだ。
「腕時計って、シチュエーションや服装にとらわれずランダムに着けられる良さがあると思うんです。男性の場合、装飾品というよりアイデンティティに近い。逆に言えば、どんな格好をしていても時計の趣味がいいと『お洒落な人だな』と思っちゃいますね」。
この時計はもしかしたら、「新しい藤原さんらしさ」を表すものなのかも。頑なに流儀を押し通すのではなく、相手の意見を尊重し、良い部分は素直に取り入れる。それがきっと、本当の意味での「スタイルのある男」なのだ。
 
※本文中における素材の略称:SS=ステンレススチール
竹内裕二(BALLPARK)=写真(人物) 正重智生(BOIL)=写真(静物) 鈴木泰之=写真(取材) 梶 雄太=スタイリング 柴田 充、加瀬友重、髙村将司、増山直樹=文


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