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2020.11.13

JEEPな顔してコンパクト。実用目線で推薦したいラングラー&レネゲード

「小は大を兼ねる! スモールSUVの世界」とは……
見た目もサイズもアメリカンSUV。武骨でビッグサイズなイメージのあるジープにも、スモールSUVは存在する。
見た目は子供、頭脳は大人……、ではないけれど、見た目はしっかり“ジープ”なのに、日本でも扱いやすいスマートな2台と、その兄弟車とも言うべき1台を紹介したい。

意外とスモール!? なアメリカンSUVの雄・ジープ「ラングラー」

全長4320×全幅1895×全高1825mm。
アメリカンSUVの雄、ジープ「ラングラー」がスモールSUVに入るというと、驚くかもしれない。
エンジンも、最高出力285ps/最大トルク347N•mを発生する3.6L V6エンジンを搭載するなど大排気量&パワーだ。しかし3ドアモデルの全長は4320mmと、実は十分に小さい(短い)のだ。
2007年デビューの3代目「ラングラー」からホイールベースを延長して5ドアにしたアンリミテッドが追加された。日本でも多くの人から選ばれるようになり、「ラングラー」というとアンリミテッドを思い浮かべるかもしれない。
だからスモールとは思えないのだが、軍用車のジープを祖先にもつ「ラングラー」だけに、本流は3ドア。もちろん現行型でも3ドアが設定されている。

もちろん悪路走破性は超本格派。
荒れた路面からの衝撃をしっかり受け止める屈強で軽量なボディと、手元で切り替えられるパートタイム4WDが備わり、さらに上級モデルのアンリミテッド・ルビコンは、フロント/リアのデフロックをスイッチで任意に行える機能も加わる。
一方で、普段使いにも配慮されていて、自動で2WD/4WDを切り替えるオートモードを全車に備えている。

どっしりしたスタイルに7スロットグリルや台形タイヤハウス、丸いヘッドライトと長いボンネットフードなどジープの伝統的なルックスは、3ドアモデルのサイズこそ伝統のバランスと言っていいだろう。
さらに、3ドアならではのオープンスタイルにもできる。フリーダムトップと呼ばれるルーフは先代にくらべて大幅に軽量化が施され、3分割されたことで以前よりルーフの脱着が容易になっている。ハードなラングラーをオープンで楽しみやすくなったことはファンにとって朗報だろう。
3ドアラングラーは日本では受注生産の形式が取られている。その意味でも気軽に選べるモデルではないが、都市でも大自然の中でも目立つことは間違いない。サイズは小さくとも、街中で一目置かれる存在になるのは間違いない。


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