OCEANS

SHARE

看板娘、登場

「お待たせしました〜」。
千葉県野田市出身のネギシマユさん(24歳)。
ソロでアイドル活動を始めたのは20歳のとき。2017年からは「かぷりす」というグループで活動を始め、横浜アリーナのステージも経験した。現在はバーカウンターに立ちながら、作詞、イラスト、歌、モデルなどの仕事をしている。
フードもいただきますよ。
店名を冠した「星屑カレー」が気になる。
さらに、人気だという「鶏ハム」も注文した。
三日月のように横たわるカレーと、それを取り巻く星屑たち。
のちに登場する店長が作るカレーは、いわゆる“究極のお家カレー”を目指したそうだ。意外にもスパイスが効いていて、ガーリックバターライスとの相性も抜群。「作れそうで作れない」と言われるだけあって、本気で美味しいやつだった。
そして、鶏ハムは岩手県産十文字鶏のむね肉を使用。下味を付けて丸一日寝かせたのちに、さっと茹でる。火入れはこだわりのレアだ。こちらも素晴らしい。
さて、幼少期のマユさんについて聞いてみた。
「かなりのゲラで、転がってるボールを見ながらずっと笑っていたそうです」。
1歳のころのマユさん。
また、絵を描くこと、歌うこと、踊ることが大好きな子供だった。
「中学生のころは、中原 杏先生が『ちゃお』で連載していた『きらりん☆レボリューション』を夢中で模写していました。漫画のうえにトレーシングペーパーを敷いてひたすらなぞる。早起きして学校に行く前に描いて、授業中も怒られながら描いて、家に帰っても描く。自分でもびっくりするぐらい絵に夢中でしたね」。
ただならぬ才能をうかがわせる4歳のころの1枚。
中学時代には苦い思い出がある。
「美術の授業で描いた絵に対して、先生から『目が大きすぎる。漫画チックに描くな』と言われて何度も描き直しさせられたんです。今となっては、その先生の首根っこを掴んで『お前がさんざんバカにした絵で、僕はお金を稼いでるんだぞ』って言ってやりたい」。
あれ、ボクっ娘ですか?
「僕を使い出したのは高校ぐらいからで、女の子が言う『僕』(編注:「ぼ」にアクセント)じゃなくて、『僕』(平坦)なんです。これ、人に説明するのがすっごい難しい」。
男性という生物に対して憧れはある。しかし、ボーイッシュになりたいわけではない。同時に、女の子らしいとも思わない。そういうことらしい。
部活は吹奏楽部。中3のときにマーチングで関東大会まで進んだ。
埼玉スーパーアリーナで『くるみ割り人形』を演奏。


3/3

次の記事を読み込んでいます。