看板娘、登場
「お待たせしました〜」。“チャーハン”こと香織さん(31歳)。
しかし、なぜチャーハン?
「名前がわりと一般的なので、あだ名がほしいなと思っていて。数年前に自分のなかでチャーハンブームが来ていて、そのときも知人との中華屋ランチでチャーハンを食べていたんです。『そんなに好きなら“チャーハン”でいいじゃん』という流れでした」。
チャーハンさんいわく、「亀戸には美味しいお店がたくさんあります」。ちなみに、亀戸のベストチャーハンは「CHINESE DINING Bear ベアー」というお店で食べられる。
「パラパラしすぎない、ほどよい油加減が最高」とのこと。さて、キレのある日本酒に合わせる料理はインスタントラーメンだ。
全国のご当地ラーメン、しかも袋麺にこだわる。現在置いているのは約40種類。すべてスタッフが試食をして合格となった商品ばかりだ。
なぜか関東圏は少ないそうだ。澤井さんが言う。
「ここは、オーナーのインスタントラーメン好きが高じて始めた店で、彼のイチ推しは高専時代に寮で先輩にめっちゃ作らされた『うまかっちゃん』。今でも体内時計で3分がわかるそうです(笑)」。
1000食以上食べてきた「うまかっちゃん」を推すオーナー。せっかくなので、今回はチャーハンさんのイチ推しをいただこう。
彼女が手を伸ばしたのは北海道の「えび塩ラーメン」。「海老の風味がとても効いているんです。麺もコシがあって乾麺とは思えません。ちょい硬めに茹でました」。
ラーメンは煮卵などのトッピングを付けて700円。麺をすすり、スープを飲む。これが本気で美味しい。インスタントラーメンの概念を覆された。
澤井さんの推しは奄美大島のヴィーガンカレー。 3/3