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先進的な姿勢に通じる歴史的モデルを完全復刻

世界限定1957本。SSケース、37mm径、自動巻き。19万円/スウォッチ グループ ジャパン(ラドー 03-6254-7330)

RADO
ラドー/ゴールデンホース オートマティック 1957 リミテッドエディション

1917年に創業したラドーが、世界的なウォッチブランドとしての足がかりを得ることができたモデルが、’57年初出の「ゴールデン ホース」だ。本作はそれを現代に蘇らせた復刻モデル。
当時のデザインを踏襲した2匹のタツノオトシゴマークやドーム型風防、ライスブレスといったように、その復刻純度はきわめて高い。また、ハイテクセラミックスを自在に操るフロンティアとして一目置かれる同社だけあって、カラーダイヤルや最長80時間のロングパワーリザーブなど、随所に先進性も感じられる。
 

マッシブな造形でモダンになった名作ラグジュアリーウォッチ

右はK18YGベゼルにSSケースのコンビ使いがエレガントな1975年モデル。クオーツキャリバーの特徴でもあるスリムさもシャープなデザインに還元された。SSケース、42mm径、自動巻き。124万円/ジラール・ペルゴ(ソーウインド ジャパン 03-5211-1791)

GIRARD-PERREGAUX
ジラール・ペルゴ/ロレアート 42mm

1960年代よりクオーツムーブメントの開発を自社で行っていたジラール・ペルゴ。時代を先駆ける高精度ムーブメントを積んだ意欲作として、’75年に登場したのが「ロレアート」だ。
造形美にも注目が集まり、その後は数々の機構を搭載する看板モデルに成長。2010年代に一時姿を消すが、’17年にて主力コレクションとして復活を遂げた。サテンとポリッシュが磨き分けられた立体的なケースやクル・ド・パリ装飾のダイヤルはさすがの高品質。
今一度、先進技術が投入され、ラグジュアリーウォッチとして地位を確立させている。
 
※本文中における素材の略称:SS=ステンレススチール、K18=18金、YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド
髙村将司=文


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