「看板娘という名の愉悦」とは……前回取材した看板娘は、同じゴールデン街のなかでもうひとつのバーと掛け持ちで働いていた。そして、その店には猫が5匹いると……。
さっそく、入り口でお出迎えされました。こちらは「4C’s Bar ROSSO(ヨッシーズ バー ロッソ)」。ワイン、ウイスキー、ジンの品揃えが豊富なバーだ。猫に誘われて階段を上がると看板娘の姿。
コロナ感染対策も万全。カウンター席では看板猫が女性客に甘えている。
ん? 指を舐めている?「『CIAOちゅ~る』をあげているんです(笑)。ここで買えますよ」。
お値段は「100円以上」で上限はなしとのこと。この女性はコロナの自粛期間で猫動画ばかりを見ていたら、猫愛に目覚めてしまったという。1日に1回は猫と戯れないとダメな体質になり、今では毎日のように通っている。
「最初は1匹でしたが、保護猫や行き場のない猫を引き取っているうちに5匹になったそうです」。
16歳のオス猫、チャメくん。というわけで人間の方の看板娘だ。好きなお酒はウイスキーで飲み方はもっぱらストレート。渋い。同じスタイルでいただきましょう。
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