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ビールでアンチエイジング!? 耳寄りなビール小話


ここまでビールに含まれるプリン体やコレステロール、糖質、そしてカロリーに関する真相を追及してきた。ここまで読んだビール党は今後、より一層ビールを美味しく感じるに違いないが、「もっと皆さんにビールの栄養や効能を知ってほしい!」と横川さんは言う。
「ビールの原料である麦芽やホップには、カラダにもお肌にもうれしい成分がたくさん含まれているんですよ」。
なんと!「ビールでは太らない」というだけでも朗報なのに、美容にいいだって? それはいい意味で寝耳にビールである。しかし、そんな虫のいい話があるだろうか。横川さんが挙げたビールの美容成分は次の通りである。
・ビタミンB2:脂質の代謝をサポートするのでダイエット中に積極的に摂りたい成分。
・ナイアシン:ビタミンB群のひとつで糖質、脂質、たんぱく質がエネルギー源になるときの補酵素として働き、美容に欠かせない。
・カリウム:体内の水分バランスをコントロールする働きがあり、高血圧やむくみの予防効果がある。
・ポリフェノール:抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に役立つ。
そして特に注目すべきは、無濾過のビールに含まれる「ビール酵母」だとか。
「ビール酵母には、たんぱく質や必須アミノ酸、各種ビタミン・ミネラル類、食物繊維などをバランスよく含むことから、整腸作用をはじめ、血圧安定やアンチエイジングなどの効能が期待されています」。

無濾過ビールは通常のビールよりも旨味が凝縮されているうえに、飲みながら美活もできてしまうという優れものなのだ。
かつて無濾過ビールと言えばベルギービールやクラフトビールなど、数えるほどしかなかった。しかし、近年では大手メーカーも開発に力を入れており、以前よりもずっと入手しやすくなっている。
頭ごなしに「ビール=太りやすい酒」と誤解していては、健康を守るどころか、損さえしかねない。迷信に惑わされず、ビールに詰まった栄養や効能を理解したうえで、シュワッと爽快な夏を過ごそう。
「厚生労働省の示す飲酒ガイドラインでは、『節度ある適度な飲酒は1日平均純アルコールで20グラム程度』の飲酒と定義しています。ビールでいえば中ビン1本くらい。糖質やカロリーだけでなく、ちゃんとアルコール量にも注意しながらお酒を楽しみましょう!」。
「カラダのメンテナン酒」とは……
気持ちイイ酔いに身を委ねる。やはり酒は人生を豊かにしてくれる……なんて思いつつ、頭の片隅にいつもチラつく「健康」の2文字。心もカラダも潤す、正しい“メンテナン酒”論。上に戻る
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七瀬あい=取材・文


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